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叔父のお嫁さん曰く
「大変やったんやから。誰もお義父さんの五十回忌しなかったでしょ?
だから私、夢に見たのよ。
古い墓の前で、昔の着物着た女の人たちに取り囲まれる夢。
あれは絶対ご先祖さんよ。
ほら、うちの一族みんな『死んだら、ハイ終わり!』みたいな性格してるでしょ?葬式の時に宗派間違えるくらいなんやから。せやから仕方なく嫁の私の枕元に出てきたんやわ。
しょうがないから私、初めて本家の墓まで行ったんよ。
そしたら夢で見たのと全く同じ古い墓があって……ああ、ホンマにもう敵わんわぁ。
私のとこに出てこんでもええのに。
あ、そうそう。お義母さん、お墓の横の寺にちゃんとご宗派書いてありましたよ?
どうして葬式の時、間違えたんです?」




