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寄り道怪談  作者: 昼中
20/40

「かわいそうに」

 叔父の勤めていた会社の建物は、都合により人気のない場所や墓場の隣などに建てられていたそうだ。

 それが原因なのか、霊感がある叔母は「この人ね、一度看護婦さん連れてきたことがあったのよ」と叔父を指して愚痴った。

 もちろん生きてはいない看護婦さんである。


 叔父に言わせてみれば、悪い場所にある会社なので妙な出来事はよく起きたそうだ。


「そういえば、夜中に会社へ勝手に侵入して飛び降りた男がおったなぁ」


 その男は会社とは縁もゆかりもない男だったそうだ。

 不思議なことに、会社の建物から飛び降りたというのは確かなのに、どうやって建物に入ったのかが最後までわからなかったと言う。


「夜やから建物の鍵は全部施錠してあったし、警備員さんが巡回までしてたんや。それなのに、どうやって侵入して飛び降りたんかわからんねん」


 警備員さんは会社の偉い人から相当怒られたらしく、叔父は「かわいそうに。警備員さんはちゃんと仕事しとったのに……」と切ない顔をした。

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