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寄り道怪談  作者: 昼中
19/40

たぶん、人気店

 仕事帰り。

 真っ暗になった道路を車で走っていた。

 急がなければお弁当のお店が閉まってしまう。

 今日こそ期間限定の天丼を買うと決めていたのに。


 なんとか営業時間内に到着した私は、車を停めた駐車場から店舗の様子を伺った。

 駐車場に面しているお店の横の壁には大きな窓がある。

 その窓から女性が二人、順番待ちをしているのが見えた。

 ふんわりしたパーマをかけた女の人が、窓にべったり背中を預けて立っている。

 小柄な身体をしたもう一人の女性は、落ち着きなくウロウロと動き回っていた。


 どうして、あんな場所で待っているのだろう。

 そんな疑問が浮かんだ。

 この店ではお弁当が出来上がるのを待つための椅子が、しっかり用意されている。

 しかし、その椅子は彼女たちがいる窓と反対側の壁にあるのだ。

 ということは、椅子に座りきれないほど店内は混んでいるのかもしれない。

 果たして閉店までに注文できるだろうか。

 慌てて自動ドアのある正面に回り、入店した。


「いらっしゃいませぇ」


 明るく開けた店の中に、店員ののんびりとした声だけが響く。

 客の姿はどこにもなく、ずいぶん暇そうな様子であった。

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