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寄り道怪談  作者: 昼中
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体育の先生の話

 中学の体育の先生は、雨で運動場が使えなくなると昇降口に生徒を集めて怪談話をする変わった人だった。

 先生はどうも霊感があるらしく、たまに幽霊を見るそうだ。

 その昔、先生は登校して来た生徒に呼び止められた。


「せんせーーーい!」


 手を振りながら駆け寄ってくる男子生徒を見て驚いた。


「うわっ、お前心霊スポットでも行ってきたんか!?」

「え、何でわかるん?昨日の夜行ったよ」

「連れてきとるぞ!」


 生徒は後ろを振り返り「何か居るん?」と不安そうだ。

 何も見えていないようだった。

 先生は思い出に浸りながら私たちに話した。


「そいつの背中に、ぐったりした女が覆い被さってたんやけど見えてないみたいでな。女をおぶったままその生徒は歩き回って『どこに居る?』とか聞いてくるんや。俺には本物の人間と変わらんぐらい、めちゃめちゃはっきりと見えとんのに……」


 不思議やったわ、と先生は言う。

 男子生徒のその後について先生は何も明言しなかった。


 ただ「俺、お祓いはできひんよ」とのことなので、ちょっと心配である。


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