第二話 3歳の誕生日
やぁみなさんこんにちは!僕の名前はミネルナーヴァ
今日は3歳の誕生日もう走るのも喋るのも簡単だ
内緒だが読み書きもできる...
寝る前に父が絵本を読んでくれて、その絵本を参考書してに読み書きを覚えた
そして今から父の謎を解こうと思う。父の研究室に突撃するのだ
父は学者と言われたがなんの研究をしているのか
部屋に閉じこもってばかりで気になって仕方ない!!
今は父さんは家を出ている狙うなら絶好の機会だ
(抜き足差し足忍足っと)ガチャ
なんだここは!?本やみたことない装置でいっぱいだ!!散らばってて汚いが
まぁ本を読めば、なにしてるかわかるだろ
「よっこらせっと」体が小さいと本を持つのも一苦労だな
パラララララ
ところどころわからない単語があるが
これは魔法に関する本だそしてお父さんは魔法の研究をしているんだ
...おもしろいな
ガチャ
やばいお父さんに見つかった
「ミネルここでなにしてる!?危ないだろ!!」
「本を読んでただけだよ。お父さんは魔法の研究をしてるんだね」
「そうだが、この部屋にある装置は次からは父さんに言ってから部屋に入ること」
隠していたわけではないのか...それに興味を持ってくれて嬉しいのか?
いけるなもうちょっと深掘りしてみよっと
「ねぇお父さん魔法について教えてよ!!」
お父さんは、すこぶる上機嫌で話し始めた
「この国インベルノは魔法の国なんだ。この国の種族インベルノ族は見た目は普通の人間と変わらないが魔法を使える。大前提として魔法は、五大魔法といって 赤(炎) 青(水、氷) 緑(植物、風) 白(回復) 黄色(雷)ていうのがあって呪文詠唱によって魔法として発動する!!そして魔法を使うためには魔力がいる。魔力は総量と出力があってこのふたつは成長曲線を描いて増えていく。父さんの研究の成果は25歳が総量、出力のピークだってことと、魔法にするときに魔力の消費率同じ技でも人によってかわるんだ、父さんはそれを魔力効率と名づけた。」
「どうだミネルわかったか?」
(なげ〜中身が大人だからよかったけど3歳だったらわからんだろ)
「うん!ありがとう父さん」
「あっそうそう魔法と言ったら大事なことを言い忘れてた。
ミネル。3歳を迎えると魔力が生まれて魔法の種類がわかるんだ。
生まれたのが6:38だから、その瞬間だな楽しみにしとけよ〜〜」
(なかなか大事なことを言ってたな、五大魔法...なるほど
それに6:38にどんな魔法使いになるか決まるわけだ。才能があることを願おう)
「それにしても魔法を使うときが来るなんて
『赤魔法・インファイナルフレイム!!』とかいうのかな厨二病やんけ」
-6:30ごろ-
「誕生日おめでとうミネル!!」「誕生日おめでとうミネル!!」
「ありがとうお父さん!、お母さん!」
僕の誕生日パーティが始まった
いつもよりランプの灯りと料理が多くなりお祝いムードを作ってくれている
心配りが身にしみる
ご飯を食べすすめ、そのときが近づいてきた
父と母が固唾をのんで見守っている。(やっぱりこれで人生が決まるのか)
来た!!
体の中心が輝いて
力が心臓から体全体に伝わってくる。
これが魔力...すごい
今まで感じたことがない新たな感覚
「どうミネルすごいでしょ!そのブワワ〜って力を手から出してみて」
前まではわからなかったけど今ならお母さんが言っていることがわかる
「よし行くよ!!」
「ふんっ」(力を手のひらから体の外へ押し出す感じで...)
「えっ!!!」父と母がこちらを凝視してくる
(火か何かがでたのかな?)と思ったが全然違う
僕の手の向こうで発生していたのは白色の丸い球体だった!?
「お父さんなにこれ?」
テンパっているが父に聞くしかない
「みたことないぞ、父さんもわからん」
(息子にしては無責任すぎないか)
お母さんは呑気に「すごいじゃない、珍しんでしょ」と喜んでいる
「この魔法はどの文献にも載ってない!無色魔法と名付けよう」
お父さんはハイになっちゃってる
(誰もあつかい方を知らない魔法なんて)
「どうするのこれ!!もーーーーーーー」