79話 ユニーク能力
「ユニーク能力『時間停止』。これって次元魔法さんの時間停止の劣化版だよね。このユニーク能力『創造』も創造魔法の劣化版だし。どういう事?」
ユニーク能力なのに一般能力以下とはいったい?
神や女神が与えた凄い能力じゃないの?
それにこのユニーク能力、ホントに強いヤツには効果薄いみたいだし。
こんな能力じゃあインチキ野郎どもに大魔王をさっさと倒してこいってのは酷かね。
すまんすまん。
「能力入手さんで手に入る能力は一般能力じゃない?そうなの?へーまあ確かに色々まとまってるし異常な強さだけど。ほー『超神魔能力』ていうんだ…。凄い強そうだけど…ダセえ!」
ダサ!もうちょっとなんとかならなかったの!子供が考えたんじゃないんだから!センス終わってんだろ!
ダサくて口にしたくないから、今まで通り能力さんって呼ぼう。
ユニーク能力は神や女神が異世界から来たヤツや転生したヤツ、選ばれた現地人、魔族たちに与える特別な能力。
魔族たちにもあげてたんかい!どうりでクソ強い訳だよ!余計なことしやがって!大魔王倒させる気あんのか神さまよう!
「で、能力さんは?…能力さんはアタシがもともと持ってる力?え…嘘でしょ…。そんな…。嫌よ…。そんなわけない!超神魔能力なんてダサいのがアタシから生まれたなんてありえない!いやー!」
今明かされる衝撃の事実!
ありえないよこんなの…!こんなセンスの欠片もないのがアタシから…!なんかの間違いよ!
…はいはい、真面目にやりますよ。
もー!ちょっとふざけただけじゃん!すぐ怒る!
「うーむ…つまりどういう事なの?なんかよく分かんなくなってきたんだけど。…このダンジョンのルール?ああ、召喚された時にランダムで能力を入手できるってやつ?だから能力入手さんや鑑定さんレベル100はダンジョンがくれたんじゃないの?…違う?もともと潜在的に持っている能力をランダムで2つ覚醒させる?はー…そうなんだ…。」
ふーん、じゃあ普通に生活してても能力入手さんを覚醒させてたかもしれないんだあ。
ちえ!ダンジョンくる前に覚醒してくれれば大金持ちになってたのに!ちくしょう!
「はいはい、真面目に聞きます。まあこのダンジョン来たから覚醒したんでしょ。下級冒険者のアタシじゃあ一生覚醒できなかったでしょうね。わかってますよ!くそー!…え?近いうちに覚醒してた?アタシは飛び抜けた天才?このダンジョンも高確率で攻略できる!?はあー!?な、何言ってんの?ア、アタシだよ?誰かと間違ってんじゃないの…?」
なんなのこの展開は…。
意味が分からない…。
申し訳ありません。
時間が取れないのでこれで一時完結となります。
読んでくださったみなさまありがとうございました。
5話追加しました。
ストックはこれで全部です。
続きが書けたらいつかここに載せたいと思います。
ありがとうございました。




