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69話 女子力

「グッモーニン!エブリワーン!さあ今日も張り切っていこー!やー!おーし、朝ごはん何にしよっなー。昨夜はこってりした料理だったからアタシはあっさり系がいいねえ。みんなどうする?」


ふむふむ。

うーん…なんかピンとこねえなあ。

妹ちゃんは?


「おー、オシャレー!カワイイ!いいじゃん!コレにしよう!やっぱ女子力高いなー妹ちゃんは!…それに比べてアンタらときたら…。」


女として終わってるんじゃなくってみなさま?おーほっほっほ!

え、アタシ?

アタシは男に興味ないからね。

女子力なぞ不要よ!

がーはっはっは!

そんじゃあ妹ちゃんリクエストのオシャンティな朝食を作りますか!


よっしゃ作るぜー!


出来たよーん!

いただきまーす!


いただきました!

いやー美味しかったねー!

妹ちゃんもニッコリでよかったよかった。

しかしまーオシャレで可愛くてキラキラした朝食だったねー。

アタシらにはちょっと眩しすぎたよ。

…アンタと一緒にすんな?

は!一緒どころか以下でしょ!

アタシは超美少女!まだ17歳でピチピチ!性格も天使!

アンタらより女としてはるかに格上よ!

…性格は違う?

はー、分かってねーなーこの人たちはよー。


「こんな天使ちゃんいねーだろ。なに言ってんの?はー…やれやれ…。さて、駄弁ってねーでそろそろトレーニング始めますか。え?その前にやる事がある?またこのパターンか…。」


なによやる事て?めんどそーだなあ…。

…ほー、トレーニング部屋の拡張ねえ…うーん…。

でも広いと接近戦しばりのアタシはキツいて話じゃなかった?

しかも次は9匹同時だよ?

いくらなんでもヤベーんじゃねーの?

…今のアタシは広くしないと訓練にならない?

ええ、この広さじゃ10匹でも余裕あるの!?今のアタシ!?

マジー!?信じられん!?アタシだぞ!?

なんでもアタシがかなり強くなったから本来の予定を繰り上げて広くするらしい。

いやー、なんかそー言われると嬉しいねー!ひっひっひ!


「そんじゃあ拡張工事を先にしちゃいますか。ほんでどのくらい広くすんのよ?…高さ10倍、横3倍?ええ…想像以上にだだ広かった…。いや広すぎじゃないコレ?」


今でもかなり広いトレーニングルームなのに…。

しかしこれ元がデカイか10倍3倍て相当大変だよ。

ちなみに今は高さ6、横30×30。

これが高さ60、横90×90…。

高え…。一気に高くなりすぎでしょ…。

はー、今日中に終わるのコレ?

…1時間以内に終わらせろ?

あと横のキリが悪いから100×100にしろ?

ムチャをいいよる…。


1時間後


「出来たー。はあ…能力さんたち優秀すぎるでしょ。ぜんぜん大変じゃなかった。むしろ簡単だったよ。一度つくったヤツを広くするだけだからね。どうなってんだマジで…。」


自分でつくっておいて信じられんね。

しかしスゲー部屋だよ。

ひろー。たかー。でけー。ピカピカー。キラキラー。

これ全部伝説の3大金属なんだよなあ…。

マジでいくらになるんだコレ?

はあ…ダンジョンの地下にとんでもない大空間をつくってしまった…。
























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