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67話 全身鎧

「これで2匹目っと!がーはっはっは!6匹になったらこっちのモンよ!さあ覚悟はいいかオマエら!パーティーの始まりだぜ!ヒャハー!」


ただ今、蜂8匹と同時戦闘中だよ。

まあ見ての通り楽勝だったよ。

育った蜂に比べたらムダが多すぎてあくびが出るね。

ウソです。そこまでの余裕はない。

けっこう楽には感じるけどね。

まあでも攻撃後に集中砲火受けても十分捌けるし、そこそこ避けれる。

おかげで安定してトドメを刺しにいけるからホントにけっこう楽だったよ。


「これなら9匹同時も出来るコンビ封印でいけるかなあ?おお!ギリイケるってよ!ヤベー、アタシ強くなりすぎっしょ!上がるー!…いやだからお母さんのおかげじゃねーよ!」


アンタは無茶振りしただけでしょ!たく、もー!

それでこの後は?

…あと1匹倒したら今日は終わりね。

やっとかー。長かったー。


「しかし1匹しかいないのに、いちいち部屋に拉致るのも面倒だなあ。ねえ、たまには水魔法さんで一撃で倒していい?久々にかましてやりたいんだけど。いいの?おっしゃー!やったぜー!おひさー!ヒュー!」


やべ、上がるー!

水魔法さんでワンパンは最高に気持ちいいのだ。

いくぜ!レッツゴー!


「やっぱ部屋の外はいいねー。まあ広いだけでほろ暗い洞窟なんだけどね。別に爽快感はない。…お!蜂みーっけ!いくぜ姐さん!コソコソ。くらえ!久々の超オシッコ!ブシャーー!!だーはっはっは!一撃必殺!気持ちいいー!」


やっぱ強ええや、超オシッコは!

アタシと水魔法さんといえばこの技だよなあ…。

しみじみ。


これで今日のノルマ終了ー!

疲れてないけど、なんか疲れたねー。

凄惨なリンチを長時間受けたからねえ。

ホント地獄だった…。

大きな怪我をしなかったのは体さんと全身鎧のおかげだよ。

ありがとう。


しかしこの全身鎧は凄いわ。

硬くて頑丈なのに、軽くて動きやすい。

言ってること矛盾してるけどホントにそうなの!

この子凄い!

もうこの子はアタシの相棒だよ!

全身鎧ちゃんと呼ぼう。

これからもよろしくね、全身鎧ちゃん!


「さあ晩御飯だ。腹減ったー。なに作ろうかねえ?みんななんかリクエストある?お、今日はお姉ちゃんかあ。なによハンバーグ?それともハンバーガー?ププー!ギャー!冗談だって!冗談!」


ハンバーグ大好きキャラにしようとしたら失敗したよ。

ちえ!お姉ちゃんに似合ってるのになー。ふふ…。

ひぃぃ…お、落ち着いて、お姉ちゃん!好きなモン作るから!ね、ね!

はあ…ちょっとイジったらこれだよ…。


「それで何を食べたいの?東中央大陸料理?ちょっと前にラーメンと餃子食べたじゃん。あれも好きだけど極東風じゃなくて本格的なヤツが食べたいのね。特にビールに合うヤツですか…。それがメインでしょ。もー。」


ホントお姉ちゃんはビール党だねえ。

ふむ…ビールに合う東中央大陸料理かあ。

あれ味濃いからなんでも合う気がするけど。

え、餃子は絶対?まあ餃子はねえ。

あいつ最強クラスだからなあ。

特にビールとの相性がぶっ飛んでるから。

うーん、あと何作ろうかおばあちゃん。

悩むねえ。










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