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65話 チャレンジ

どうやったら接近戦だけで今のコイツら倒せるのか…。

うーむ、分からん…。

…ちぃ!クソ!考えてる暇もない!攻撃ヤバすぎ!

どうしょう、こうしてる間にもアイツらどんどん強くなってるし…。

…あー、もー!考えてるのは止めだ!

とにかく攻めるしかない!とりあえずやってみよう!

ダメなら勝手に水魔法さん使えばいいや!

お母さんなんてもう知らん!

なんとかなるさ!いくぞ!


数十分後


なんともならなかったよ…。

ただいま大ピンチ中です。

完全に追い詰められてる。


「クソ!コイツら調子のりやがって!もう許さんぞ!いくぞ水魔法さん!まとめてぶっ殺す!水魔法レベル100水蛇神!…もう!なによお母さん!邪魔しないで!アタシはもうぶっ放すよ!」


いや、冷静になりなさいってアンタ…。

冷静になったところで、もうどうにもならないでしょコレ。

なんとかなる?ちゃんと考えなさい?そう言われてもさあ…。

はいはい、分かったよ。

ちょっと考え直すよ。

うーむ…。


えーと、このトレーニングの条件は接近戦のみ、魔法は重力と飛行以外使っちゃダメ、大剣禁止。

キツいよなあ。

せめて魔法のオーラとか肉体強化が使えたら…。

あれ?ひょっとして接近戦用魔法は使っていいの?そういうヒント?

違うんかい!なんだよ!もー!


「…!?ぐう…!くそ!止めろっての!ちょっとタンマ!タンマだって!アタシ考え事してるでしょ!あー!もー!せめて接近戦しかけてこいよ!遠い所からガンガン攻撃しやがって!せめてどっかに隠れられたら…ん?あれ?」


隠れる?隠密さん?

ひょっとしてこんなガン見されてる状況でも隠密さん使えるの?

いや、まさか…。

…!?ぐえ!ぐう…!マジでマズイ…!と、とりあえずやってみよう!

チャレンジ魂だアタシ!


「隠密さん!全部の隠密全開!…!?うげ!ヒョイ。やっぱり隠れられてない、見つかってる…。やっぱダメか…。どうすれば…ヒョイヒョイ。…あ、あれ?なんか躱せるな?どうなってるの…?」


うーむ…これはいったい?

おろ?2匹の蜂がアタシを見失ってるね。

もしかしてこのおかげかな?2匹減ればだいぶ余裕が出来るから。

凄え、マジかよ…。

どうなってんだ?めっちゃ見られてたのに。

なんであの2匹だけ?うーん…あれ?これはひょっとして…。


「げ!見つかった!隠密さん…いや探知さん!蜂どもの位置と視界を教えて!おし!一斉攻撃してきたら行くよ!今ならなんとか躱せるしいい場所に移動出来るぜ!…あそこだ!ヒョイ、シュンっとね!隠密さん全開!」


だーはっはっは!やったぜ!

全員完璧に見失ってるよ!

ざまあ!

凄いよ出来るコンビ!


最初に見失った2匹は一斉攻撃でもっとも視界が悪い所にいたんだろうね。

音も凄いから消音効果もあったみたい。

そこに全種類隠密さんレベル100!これは効かないはずがないね!

見失ったのもしゃーない。


それを踏まえて今回は探知さんレベル100で蜂たちの位置と視界を完璧に把握してからの隠密さん!

しかも避けれる余裕があったからいい場所で隠密さん出来たからね。

もうアタシがどこにいるか分かるまい!

お母さんの言ってたのはコレだったんだねえ。

ほー、やっぱりそうなんだあ。

…教えてくれればこんな苦労しないでよかったのに…。

やっぱ魔王だなこの人…。


さあ!ここからは一方的な虐殺だ!楽しもうぜ!ヒャハー!









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