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59話 ダブルマックス

「…来た!よし、あのグループの後ろの連中を狙おう。」


桃を大量に置いての超高速開け閉めで、連中を他のヤツらにバレないように拉致するのだ。

絶対ここが今日のハイライトだな。

難易度高すぎるぜ。

はー、緊張すんなあ…。


「ん、なに出来るコンビ?ええ!?出来るコンビをMAXにしていいの!?マジかよ!なら安心感が違うぜ!よっしゃあ!妹ちゃんヨロシク!いくぜ!うおおおお!ダブルマーックス!キャピーン!おお…!」


こ、これがMAX隠密さん&探知さん…!

す、凄い!

ずっと2人にお世話になってきたからよく分かるよ。これはレベル80と格、いや桁が違う! 

今日の拉致作業が一気にイージーになったぜ!

あーはっはっは!

おーし、いくか!


「まずアイツとコイツだ!シュバババ!パタン!次はあの2匹…!シュシュシューン!バダン!おっしゃ!成功じゃあ!楽勝だぜ!」


だーはっはっは!楽勝!楽勝!

もうMAX出来るコンビに敵はいないね!

やっぱアタシを支えてくれるのは出来るコンビなんだよなあ…。

最高だぜ!

さあ、地獄のトレーニングを始めますか!

まあ1対4は楽勝だと分かってるからねえ。

気楽なもんだよ。


「最後の晩餐はすんだか?おら!こっち向きな!ペシ、ペシ、ペシ、ペシ!お?いつもと動きが違う…。一瞬で囲まれちゃったよ。」


はへー、警戒しながら周りを回ってるよ。

またダジャレになっちゃった!やだー。

しかし、ジイジイうるせえなあ。

仲間を呼んでるんだね。

いつもうるさいけど4匹同時はひと味違うよ。

もう音波攻撃じゃんこれ。

うるせー。

さーて、どんな連携してくるかなあ。

余裕のある今のうちにしっかり確認しとかないとね。


「来た…!うおお!凄え!なんつー攻撃の嵐!だが…!ほい!ほい!シュバっとな。ほら蜂A、後ろだよ!ケツ、ペシー!ほらほら!さっさと攻撃しないとまたケツ引っ叩くよ、アンタたち!」


能力さん達のおかげでまだまだ余裕あるけど、凄え攻撃だよ。

四方八方から針や魔法が飛んできて逃げ道がない。

アタシじゃなきゃ避けられないでしょコレ。

これで接近戦も仕掛けてくるからホント隙がないね。

凄い連携だよ。

超つえー!

ただ…。


「あれ?なんか思ったより微妙だな…?うーん、なんだこれ?もうちょっと上手くやれるんじゃない?なんかもったいないなあコイツら。」


女王視察の時に見た時はとんでもない連携だと思っていたけど、体さんと究極ゾーンさん&勘さんがいる今のアタシには実力を十分に発揮できていない感じがする。

コイツら好き勝手戦ってるだけなんだよね。

個人個人が超強くて超速いから凄い連携に見えてるだけなのだ。

実は連携でも何でもない。

ただのリンチだね。

しょせんは哀しいバトルマシーン。

バカはバカってことか。


「なんかガッカリだね。拍子抜けだよ。コイツらから教わることはもう何もないね。もういい。アンタらに用はない。さっさとぶち殺してやるぜ!このクズどもが!え?言いすぎ?そんな事ないよ。事実、真実だよ。」


1対4なんて無駄だと思ったけど、実はたいして連携してないって分かったのは大きな収穫だったね。

さあ仕留めますか!

アタシの大好きな弱いものイジメの時間だぜ!

ヒャハー!















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