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56話 代用肉

これはヤベえ。いやホント絶対ヤバいよ。

究極勘さんもアタシに教えてくれてる。

接近戦だけで余裕のある戦いが出来るのは多分6対1までだろうね。そっから先は地獄の予感。

いやだー。なんでこんな事に…。


「ねえお母さん、せめて水魔法さん以外の魔法ありに…だめだってよ!それはまた今度だとよ!クソが!嫌だ!嫌だ!嫌だー!…はあ、もうご飯つくろ…。」


駄々をこねようと思ったけどやめた。相手はお母さん。絶対にムダな時間である。

ちくしょう!今日はやけ食いじゃあ!ガッツリしたもん食うぞー!

肉食べたい!肉!おばあちゃん、料理さんなんとかしてよー!


「代用肉?へー、大豆とかで肉ぽっい食感の食べ物が出来るんだあ。すげー。味はどうなの?えー、味はないのか…。味付けで誤魔化すタイプね。うーん、なんかなー。」


なんか違うんだよね。今日のアタシは明日の活力のために肉を食べたいのだ!誤魔化す気分じゃない。だったら美味しい野菜食べるわって感じ。


「しゃーない、虫メインのガッツリ料理にするかあ。え、おばあちゃん代用肉つくるの?えー、味のない肉はちょっと…。あれは一般的な話?アタシたちなら本物を超えた代用肉がつくれる!?マジで!?い、いや確かにおばあちゃんと能力さんたちなら不可能じゃないよ。」


お願いしますおばあちゃん!アタシに牛肉食べさせてください!大好物なんです!ドゲザー。

快く引き受けてくれたよ!さすがおばあちゃん!

さあ指示してくだせえ!アタシはおばあちゃんの犬です!なんでもやりますよ!ワンワン!


「この豆9種類と野菜7種類、果物5種類、木の実53種類ね。木の実多いな!ほぼ木の実じゃん!それでこれで何が出来るのおばあちゃん?おー!牛、豚、鶏の代用肉かあ!よーし、やるぞー!」


とりあえず材料出来たぜ!もう慣れたから10分かからなかったね。植物魔法さんはいつもスゲー!


「えーと、まずは豆と木の実を茹でるのね。茹で上がったら3つに分けて混ぜると。よし!ぐつぐつ。まぜまぜ。しかし相変わらず幻の凄い食材ばっかだなあ。いつも気にしてなかったけどアタシの料理てなんかいい効果あるのかねえ?」


ほうほう、へーやっぱり効果あるんだあ。

特級回復薬以上の効果のある料理ばっかだったらしい。ほー、だから食べたあと調子がよかったんだねえ。

ちなみに身体能力を上昇させる料理も出来るらしいよ。でもポイント問題があるからねえ。おばあちゃんが作らないようにしてくれていたらしい。いつもありがとうございます!


「え、この木の実って身体能力上昇するんだ!いいの使っても?へー、加熱すれば効果はなくなるのね。なるほど。しかしこの木の実とか食べて身体能力カンストさせれば楽にダンジョン攻略できるんじゃないの?」


いい案だと思ったけどやっぱダメみたい。だろうね。だったら最初からやってただろうし。

ふむふむ、なるほどね。やっぱり身体能力無視してくる敵がいるみたいね。やっかいだなー。

はあ…やっぱポイント重視で地道にやっていくしかないか…。

お、混ぜ終わったよん!次はおばあちゃん?


「この野菜と果物をさっき混ぜたやつと魔法調理するのね。オッケー!ええと、これはこっちのやつだよね…。で、こっちの果物は…」


この魔法調理ってのは文字通り魔法で調理することだよ。フライパンや鍋いらず。なんの為に作ったんだ…。作る前に教えてよ!

調理器具以上の使い勝手のよさと性能の凄さで最近はこればっかりだね。もうこれなしでは料理出来ないよ。


「出来たー!おお!見た目は結構肉だね!触った感じも肉だし。かなりいい出来なんじゃないの?よし、じゃあ牛肉モドキ使ってステーキ焼いて見ますか!しかしおばあちゃん本当に塩コショウだけでいいの?凄え自信だ…。」















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