55話 刀と小太刀
「MAX火、水、地もぶっ壊れ能力だったけど、MAX風魔法ちゃんもヤバすぎだね。範囲魔法なんてこれはもう天災だよ。マジで今アタシ大陸更地にでるよ。個人がもっていい能力じゃないね。」
しっかしみんな攻撃の規模がデカすぎるんだよなあムダに。まあダンジョンの中じゃ使えないけどね。まさにムダである。
よし進化した飛行能力と空中制御試してみますか!
さらに刀ちゃんと小太刀ちゃんのデビュー戦だ!
楽しみ、楽しみ!やるぞー!やー!やー!やー!
「ほっほっほ!うーん、風魔法ちゃん凄すぎるね。ホントに前とは桁違いだよ。こんなに自由自在に超高速で飛べるなんて…。感動!最高!やっほーい!」
後半戦一匹目と戦闘中だよ。
いやー、楽しいね!風魔法ちゃん最高すぎる!まさか蜂以上に空を自在に飛べるなんて。ヤベー!
風魔法ちゃんだけでもヤベえのに、さらに地魔法さんで体軽くしてよりキレのある動きが出来るよ。
さらに究極ゾーンさん&勘さんがいるからね。もう相手の攻撃なんて当たるわけがないよ!ちょー楽しい!あーはっはっは!
「ほらほら、こっちこっち!ざんねーん!後ろでしたー!ププー!お?火と光魔法かな?凄え合成した!おお、大爆発だ!超眩しい!スゲー爆音!なるほどアタシの目と耳ぶっ壊す気だね。やるじゃん!」
まあ効かないんだけどね。MAX体さんの能力で五感は性能が極まっているのだ。
目と耳もよく見えてよく聞こえる。眩しい所にも暗い所にも強い。大きな音にも小さな音にも完璧に対応。
ホント人間辞めてるぜアタシ。
まあそもそも完全全状態異常無効さんがいるから直接ダメージ以外はアタシ効かないんだけどね。
最強すぎてすまん、すまん。
さてそろそろ攻撃するぞ。いくぜ刀ちゃん!シャキーン!
「超神速の抜刀術…!うひぃ!カッコよぎだぜアタシ!…ちぃ。やっぱり真っ二つに出来なかった。気持ちよく一撃必殺したかったのに。余計な能力持ちやがって!」
結局倒すまで2発かかったよ。全力で攻撃して6~7割減らせるってとこかなあ。敵の能力関係なかった。
あーあ、やっぱ大剣には全然かなわないなあ。ちえ。かっこよさは圧倒してるんだけどねえ。
この後10匹倒した所で小太刀ちゃんと交代したよ。
小太刀ちゃんはうーんって感じ。二刀流は、あ、ふーんって感じ。はー、やっぱいらなかったか…。
「小太刀ちゃんは封印かなあ。ゴメンよう。ダンジョン出たら優先的に使うから許してね。刀ちゃんはいつも腰にあるから使うしかないね!しょうがないね!」
…なんだよう。いいじゃん!中剣とそんな変わらなかったでしょ!やや弱めくらいじゃん!だったらアタシは刀ちゃんを使う!中剣は封印ね!
え?せめてもう一本つくって二刀流にしなさい?
いやに決まってるでしょ!ダサい!刀の二刀流なんてありえないよ!極東人として断固拒否する!
「はー、分かってねえなあこの人たち…。まあこの話はもうおしまい!刀ちゃんのレギュラー入りはもう決定事項です。以上!さあ晩御飯だ!なに作ろっかな~。」
今日はどうしょうかねー。うーむ…。
ん?何よお母さん。ええ!?明日は接近戦全部解禁する!?マジか!やったー!ちょー楽じゃん!
さっさとノルマ終わらせて新しいウイスキーつくろっと!
え、そんな余裕はないかも?ど、どういう事よ…。
「明日から多対一!?しかも最初から3対1!?最終的には10対1!?嘘でしょ!いやー!」




