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54話 闘気

前半戦、終了ー。


「ふむ。大剣は最強無敵。長剣はかなり強い。中剣はまあまあ、二刀流は結構強い。短剣はまさかの微妙、二刀流もそこそこ。うーむ。まさか大剣がここまで強いとは…。」


めっちゃ気に入っちゃたよ大剣。つよー。

…ごめんよ刀ちゃん。でもアイツちょー強くて、ちょー使いやすいんだもん。浮気もしゃーない。


「地&風コンビとの相性がパねえよ大剣は。普段はアタシも一緒にちょー軽くなってシュババっと素早く近づいて、攻撃するときはアタシも一緒にちょー重くしてグガアシャっとぶった切ればお終いよ。空中でも足場つくれるから、どこでも全力で斬れるしね。強すぎだぜこの野郎!最高!」


もうこいつだけでいいんじゃない?ほかの武器いらないでしょ。どこで使うのよ?

ふーん、一応なんかで使えるかもしれないから訓練するのかあ。

ふわふわした理由だなあ。やっぱ大剣だけでいいんじゃね?

超接近戦はさすがに短剣かと思ったけど、魔銀級の化け物に短剣かなり力不足なんだよね。

ここじゃあ使わないかもなあ。誰もが頼りにする短剣がねえ。意外だわ。


「短剣でこの扱いなら小太刀は…。はあ…。まあいいさ。せめてアタシだけでも刀ちゃんと一緒に愛してあげよう。後半戦は刀ちゃんと小太刀ちゃんでいくよ!しかし闘気のレベル上がらなくなってきたなあ。今日も一つも上がらなかったよ。」


闘気は体力と精神力を消費して使う無属性魔法みたいなモンだよ。

魔法と併用できるのが最大の魅力だね。まあ本当の意味で併用できるのは勇者や特級冒険者レベルだけど。だから強いんだねアイツら。

魔法と違って修行や勉強してなくてもセンスがあれば使えるから、アタシたち冒険者はみんな愛用していた能力だよ。

実はこの闘気、自力でレベルを上げさせられてるのだ。修行らしい。めんどー。


「アタシの持ってた色んな闘気を消されて、全種類入った闘気さんレベル1を取らされたんだよ。酷すぎる!地獄のトレーニングと蜂道場でレベルを上げろっていうんですよこの人たち。鬼め!」


全部レベル一桁とはいえアタシが育てた闘気たちを容赦なく消すとは…!許せん!悪魔かよこいつら!

まあグングンレベル上がったから楽しかったけどね。

でもレベル50で上がらなくなっちゃったよ。

ちなみに自力で上げてるのは闘気さんと回復速度系、消費軽減系だね。これも50で止まっちゃったよ。

ほかの能力はトレーニングしたり敵を倒しても上がりにくいらしい。


「ここじゃこれが限界かねえ?もう能力入手さんで闘気さん100にしない?重要な能力だし。ねー、ねー!お母さんいいでしょー!おねがーい!」


また怒られたよ!お母さんのケチ!いいじゃん!

じゃあほか能力の上げさせてよ。風魔法ちゃんとか。

かわいそうじゃん。魔法の中で1人だけレベル50だよ?MAXにさせてあげてよー!


「え、いいの!?マジか…。じゃれてただけなんだけど。言ってみるもんだなあ。でもホントにいいの?ほうほう、MAX風魔法ちゃんの飛行能力や空中制御は桁違いだからそろそろ慣れといたほうがいいのかあ。」


なるほどねえ。レベル50だったのは慣らし運転だったのね。

今でも凄えのに桁違いですってよ!ちょー楽しみ!

いくぜ妹ちゃん!風魔法ちゃん、マーックス!ヒュールルルっとね!

ふむふむ、なるほどね。なんとなく分かったぜ!

へいへい、ちゃんと調べますよ。お説教はやめろい!

後半戦はこの後すぐ!てね。


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