47話 フレンチトースト
「おっはー!昨日は盛り上がったねー。さあて、みんなも食事が楽しめるようになったし、腕によりをかけて朝ごはんつくろう!」
何にするかね。うーむ…。
よし、ここはみんなのアイドル妹ちゃんに決めてもらおう。
妹ちゃーん何がいい?何でもいいよん。
「オロオロしながら決めて可愛かったね。萌えたわー。甘いパン系ね。妹ちゃんてパン派だよね。よし、どうしよっかおばあちゃん。」
ふむふむ、フレンチトーストかあ。いいかも!
ミルクもバターも生クリームも植物魔法さんで代用品を作るぜ!
じゃあやりますか。まずはメープルシロップから作ろう。
アレ好きなんだよねー、アタシ。
30分後
できたー!やっぱはえー。感覚おかしくなるよ。
うひゃあ!ヤベえ、ちょー美味そー!
メニューはフレンチトーストと付け合わせにバナナのソテー。
あとミネストローネとリンゴのサラダだよ。
女子女子してるねー。
「いただきまーす。もぐもぐ…。ひゃー、うめー。ほっぺ落ちちゃうマジで。ヤベー」
はー、美味しいね。みんなはどうよ?
ふっふっふ!みんな大興奮じゃん!
やったねおばあちゃん。妹ちゃんも満足そうでなにより。
お母さんどうよ?…最高ー、うまー、っとウットリしておられる。
なんからしくなくて怖えね。謎の恐怖感である。
「ひいい、お、怒んないでよ。冗談ですよ、ジョーダン。さあ、今日の修行を始めましょう!ふひー、危なかったぜー。」
あぶない、あぶない。
魔王様をいじるなどアタシには許されないのだ。
ほんじゃあノルマをちゃっちゃと片付けますか!
昨日は時間かけすぎたからねえ。
「ほらほら、こいこい蜂めー。お!来た。相変わらずはえー。まあ食べ終わるまで待ってやるか。やさしいなアタシ!」
楽しむがいいさ。それが最後だからな!あーはっはっは!
…お、食べ終わってウットリしておる。
おし、始めますか!
「始めるぞ、おら!ケツをぱしっんぺしっん!よしよし、飛んだ飛んだ。まともなヤツでよかったよ。」
さあ地魔法さんと風魔法ちゃんの初ダック戦だぜ!
圧勝の予感しかしないね!
お、魔法打ってくるね。
なんか勘もすげー良くなってるから、もはやなんかしてくる前に分かるよ。
究極第六感ていう技能らしい。
体さんヤベー。
「ピュンっと一瞬で近づいて、ガラ空きの顔に重い蹴りをズバンっとね!おら!はーはっは!ふっ飛んでいったぜ!さあどうかな?ちったあ効いたかねえ?…ええ、フラフラじゃん。めっちゃ効いとる…」
体を重くして足場を使えるのがこんなに強いとは。
飛び蹴りとは威力が違いすぎる。
結局この後2発攻撃したら倒せたよ。つえー。
「これじゃあトレーニングにならないなあ。楽でいいからアタシは歓迎だけど。で、どうするのお姉ちゃん?」
え、このままでいいの?
楽すぎなんだけど…。困ったねえ。(困ってない)
でもお姉ちゃんがそういうんじゃあしょうがないね!
アタシは従いますぜ!
「へっへっへ。まあアタシが強すぎるからねえ、しょうがないね。さあ、さっさと終わらせますか!ん、何よお姉ちゃん。え!?今日だけ!?ど、どゆこと?」
今日は万全の体さんの慣らし?
この後剣の能力取って明日の為のトレーニング!?
嘘でしょ!?また地獄のトレーニング!?いやー!




