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41話 ゾーン

「…!」


来た!捕まえるつもりなのか、飛びかかってきた。

ヤバい!

ビビって動くのが遅れた。

やられる…。

…あれ?


「…!?」


んん!?なんか遅くてかわせちゃったぞ。

どうなってんの?

あ、また来た。


「あれ?おっそ。なんで?」


なんか攻撃してくる時、遅くなるなあ。

マジでどうなってんのよ。

摩訶不思議である。


「あ、針飛ばしてきた。やっぱなんか遅いなあ。うーむ、右、いや左に回り込むかあ。」


なんとなく左にしてみたよ。

ええ!?って感じで蜂がビックリしておる。

急に横に現れたからね。しょうがないね。

つーかコイツアタシの動き見えてないじゃん。

あ、また遅い。

遅く見える?

うーむ、これは…。


「アタシつえーっと言いたいけど、体さんだね。やっぱレベルMAXは違うわ。強すぎだよ」


身体能力は蜂の方が高いのにこの実力差。体さんヤベー。

どうやら体さんは格闘技や体術だけじゃなく、体関係の全てを強化してるみたいだね。

身体能力も数字は変わらないけどかなり強化されてるようだし。

動体視力や反射神経なんかもスゲーことになってるね。勘もよく働いてる気がする。

凄え、凄え!これならイケる!


「へいへい!こっちこっち!がんばって!もうちょっとだよ!ひゅー!ひゅー!」


煽りまくりである。いい気分だぜ!

もう恐怖はどっかにすっ飛んじゃったね。

シリアス編終了です。短かったね。


「ほい!ほい!うーん、当たる気がしないね。余裕余裕。緊張感がないよ。あ、魔法使ってきた。」


凄え、無詠唱だ!しかも風と氷の同時魔法!威力もパねえ!

上からは無数の風の刃。硬い雹付き。下からは鋭く硬い紫色の氷の柱が大量に襲ってくる。

確実にアタシを殺す気だね。

まあ無理だけど。


「チョンチョン、後ろだよん。ププー、めっちゃビクっとしてんじゃん。うけるー!」


一瞬で後ろに回り込んでやったぜ!カッコよすぎでしょアタシ…!


でもなんだろこれ?なんか集中すると世界が遅く感じるんだよね。

動体視力がいいってレベルじゃねえ。

え、お姉ちゃん。ふむふむ、ゾーンっていうのかあ。

誰でも持っている力だけど使いこなすのはすごく難しいのね。

スゲー能力じゃん!アタシ気に入りました。

もうアタシ絶対無敵!


え!?蜂もマスターしてるの!?しかも最初から使ってる!?

ええ、じゃあなんでこんな一方的な展開に?

ほうほう、アタシのは究極ゾーンって呼ばれる体さんMAXで習得できる別格のゾーンなのね。

はー、なるほどね。全部、体さんのおかげという事が分かったよ。レベルMAX体さんはやっぱ格が違ったね。


「よし!そろそろいくぞ!」


かわすのも飽きたし、そろそろ攻撃するか。

しかしアタシの素手攻撃ははたして通用するのだろうか?

謎である。













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