35話 実戦訓練
「ノルマ終了ー。よし、お昼作るかー。‥お姉ちゃんトレーニングは後で!お昼食べてから!あとゴロゴロしてから!」
ゴロゴロは許されなかったよ。
クソ!自由がない!アタシは冒険者なのに。
冒険者とは自由を愛する者なのだ!デデデン!
あ、お昼はチャーハンにしよう。
なんかお昼に食べたくなるよねチャーハン。不思議。
お昼終了ー。
「いただきました!美味しかったー。しかしとんでもなく美味しいものばっかり食べてるから、舌が肥えちゃったよ。困った、困った。(困ってない)」
あー、お茶うめー。
こんな緑茶を世に出したら大パニックになるくらい美味い!やべー。
‥分かってる。やりますよ。やりゃあいいんでしょう!ちくしょう!めんどー!
地獄の前半戦が終わったぜ。
後半戦やりたくねえなあ‥。
はあ。晩御飯つくろう。
蕎麦にしようかな。なんかたまに無性に食べたくなるよね蕎麦。不思議。
食べおわったよん。
腰抜かすほど美味い蕎麦だっぜ。
はー、後半戦やらなきゃあ‥。うえー。
「ちょーのらねー。ん?なによ、お姉ちゃん?え!?後半戦で終わり!?マジ!?やったー!うおっしゃー!やー!やー!やーー!」
一気にテンションが上がったぜ!
やるぞー!さあ先生方!
ご指導お願いいたす!
後半戦終了。
いい汗かいたね!もうやりたくないけど。
さあゴロゴロするぞ!
え?なによお姉ちゃん。いっとくけどもうトレーニングやんないよ今日は。明日も明後日もな!
違うそうじゃない?
いや何よ‥。こ、こえー。
「え‥明日は素手で蜂と闘う‥?え?は?な、何を言ってるのこの女は‥。冗談よね?」
本気らしい。
バカかあんたは!無理に決まってるでしょ!勝てるわけないよ!身体能力違いすぎるでしょ!殺されるわ!
「ええ!?今のアタシなら素手で勝てる!?う、嘘でしょ‥。」
体に馴染んだ体さんレベルMAXなら化け物蜂も倒せるらしい。
またダジャレ!
うーむ、そーなのかあ。
まあ確かに言われてみれば、今のアタシなら倒せる気がする。たぶん。おそらく。
けどなあ‥。
「でも一撃で倒すのは無理だと思うよ。アイツらタフだし。あ、そーいえば打撃耐性も高いじゃん!やっぱ無理!仲間呼ばれたらヤバいよ!タイマンなら勝てそうだけど複数は無理!慎重にポイント稼ぐんでしょ?やめたほうがいいよ。そうしょう、そうしましょう!」
やめだ!やめだ!危ない、危ない!この計画は中止になりました!
‥大丈夫、手はあるだと‥。嘘でしょ‥。
「‥はー、分かったよ。その手って何よ。ふむふむ、閉じ込めてタイマン修行作戦?正気かコイツ‥。頭痛くなってきた‥」




