表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/79

31話 ウイスキー

テーブルにイス、ソファーにベッド、ついでにキッチンが出来たよん。

出来るコンビと共作。いいねいいね、ちょーオシャレ!

センスいいなあ出来るコンビ。


「クッションや寝具はおばあちゃんとの共作だぜ!かわええ!ふっかふか!ぼよん、ぼよんっとな!」


最高のステキ空間が出来ちゃった!クソダンジョンの中とは思えねえ!

よし、じゃあ酒瓶作るぜ!

あ、その前に米酒造り直そう。あとウイスキーと焼酎作らなきゃ!

これ絶対!


「やっぱまずは一番好きなウイスキーから!もちろんレノキト風のウイスキーね!あれ以外はアタシは認めん!」


西の最果てにある島国レノキト。

ウイスキーだけで成り立っているといっても過言じゃないていう、ウイスキー大国だよ。

いろんな国がウイスキー造ってるけど、やっぱここが一番!

極東のアタシの生まれた国もウイスキーはここのウイスキー真似して造ってるよ。でも、いい出来だけなんか足りないんだよね。

やっぱレノキト産が最高だよ。


「だかアタシ達ならもっと、いや遙か上にいける!歴史上最高のウイスキーを造るぜ!ひゃっほーい!」


さあ究極のレノキト風ウイスキーを造るよ!

そのためにはお母さん、水魔法さんをレベルMAXにさせてください。

最高の水が必要なんだよ!

この通り!ドゲサー!


「あきれながらも許してくれたぜ!よっしゃあ、妹ちゃん!とうとうこの日が来た!水魔法さんレベルマーックス!」


ついに水魔法さんがMAXになったよ。

感慨深いねえ。アタシは嬉しいよ。

え?理由が微妙?

微妙じゃねえよ!超重要だよ!

ウイスキーは水が命!

究極の水が必要なんじゃい!


「あとは究極のウイスキーに合う大麦だね。おばあちゃんどれがいいと思う?アタシはねえ‥」


大麦はパサトハに決定!

別に幻でも伝説でもないよ。

育てるのが難しい大麦で少数生産しかしてないみたいだけどね。

レアっちゃあレア。でもいつもより普通。


「おばあちゃんのお勧めだし、アタシの中の料理さんの勘もコレがいいと言っているよ!こいつは究極の水で究極の麦芽になるとね!」


さあ材料が決まったらちゃちゃっといくぜ!

ちゃちゃちゃーっとね。

出来たーモルトウイスキーのニューポット!

さあ次はレノキト風ウイスキーにとって一番大事なゾーゴグの樽を作るよ!

モルトウイスキーとゾーゴグの樽。これが大事!

レノキト風を名乗ることが出来るのは、高い魔力を持ったゾーゴグの木から出来た樽で10年以上寝かしたピュアモルトウイスキーだけなのよ。


「まずは究極のゾーゴグの木をつくるぜ!うーむ、これかな?どうおばあちゃん?‥よし、オッケーがでた!植物魔法さん!からの木工さんでぱぱっとね!」


よし出来た!

ニューポットを入れてっと、さあレベルMAX水魔法さん、植物魔法さんお願いします!

瞬間熟成!

うーむ、10年と20年、あと30年もつくろっかな。


「で、出来た。これがアタシのウイスキー‥。まずは10年から‥。‥言葉にならねえよ。なんなんだこりゃあ‥。美味いなんてレベルじゃないよ‥」


こんなウイスキーが飲めるなんて‥。

ああもう最高だね。

幸せ幸せ、ごくー、ぐびー‥。


「日付変わっちゃた。夢中になりすぎたぜ‥。晩御飯食べ損ねたよ。お母さんが激おこである。こえー」


もう寝よう。これ以上怒らせるのはヤバい。

それじゃおやすみー!

お母さん愛してるよ!ちゅ!

1話から30話、加筆修正しました。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ