26話 ステキな時間
「すげーよ糸さん。糸とか生地すっ飛ばして服出来ちゃった‥。おお!お姉ちゃんデザインの服、かわいい!やべー、やべー!チョーかわいい!」
めっちゃ気に入ったよ!
こんな服ずっと欲しかった!
うれしい!うれしい!
はあー‥。かわいい!
「しかし凄いなレベル70『糸想像裁縫』。てっきり『糸作成』から『糸生地作成』そんで『糸操作』して服作ると思ったら、イメージだけで出来るとは‥。素材さえあればいいとはレベル70糸さんは格が違うぜ!」
さて次はなに作ろっかな~。
スカートも欲しいけどここじゃあなあ。
パンツスタイルだけかあ。
うん?お姉ちゃんなに、靴?おお!靴作れるの!?
やったー!
「ずっと裸足だと覚悟してたぜ‥。嬉しいー!お姉ちゃん、なにすりゃあええんですかい!ふんふん、ゴムの木ね。へー、こうやってゴム出来るんだあ。めんどー。植物魔法さんと糸さん様々だねえ。」
ほんじゃあゴムの木作りますかい!
このゴムの木も凄えヤツだよ。
また幻の超高級素材。幻も見馴れたね。
そんじゃちょちょいとな~と。
出来たー!
ほんとは普通のゴムの木が成長するまで5年くらいかかるらしいよ。
ちなみにこれは100年以上です。長すぎるわ!
植物魔法さんのおかげだよほんと。ありがたや。
そんでこの木から樹液を取るんだよ。
普通のは30年くらい取れるらしいよ。
ちなみにこれは一回きり。外道め!
よし、そんじゃ樹液取りますかい!
「樹液取ろうとしたら、取る必要なかったよ。まさか木のままで素材判定されるとは‥糸さんヤベえ。ゴムなのに。糸に関係なくない?不思議だわ」
ほんとは違う能力の方がいいらしいけど。
糸さん植物魔法さん火魔法さんでちょちょいのちょいらしいよ。
凄え。また面倒な作業しなくてすんだぜ!ラッキー!
そんで、ゴムだけで作るの?
へー、あのコットンやリンネも使ってブーツにするの?
どんなの?キャー!めっちゃいい!かわいい!お姉ちゃん最高!素敵!
「やべえ、このブーツ‥。チョーいい‥。はーステキ‥。アタシ一生大事にするんだ!」
すぐダメにしそう?
失礼すぎる!
アタシは物を大事にするタイプなの!分かってねーなー、もー!
で?次は?ふむ、グローブかあ。
デザインは?ひゃー!ステキ‥!
お姉ちゃんのセンスやべー‥。神じゃん。
「照れるなようお姉ちゃん。照れてないって、照れながら怒られたよ!怒りん坊!へいへい、作りますよ。たったら~ってね。出来たー!キャー、ヤベー!」
今日はヤベーしか言ってないな。でもヤベー。
グローブかわいいー!
シャキーンと装着!
はー‥。めっちゃヤベー。
鏡見てえ。
え、お母さん出来るの?水魔法さんか!
やっぱ水魔法さんだなあアタシは!
「おし、お母さん『水鏡』!おー!メッチャかわいいアタシ!はー‥。‥いいね!アタシが超かわいいのはいつも通りだけど、この服がさらにアタシを引き立たせてるよ!ブーツとグローブもヤベー!めっちゃ気に入った!』
あと何着か作るの!?
やりますやります!めっちゃ楽しみ!
え?ベッド?そんなの明日でいい!
今日はずっと服作るの!
やるぞー!




