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25話 畑作り

「まずは畑作りだね!ええ!?部屋で作るの!?それでこの部屋やけに広かったのか‥。1人で住むにはデカすぎると思ったんだよ。日光は植物魔法のレベルが高いからいらないのね。田舎ガールのアタシには信じられない農業だ‥。」


田舎に帰省したら、父ちゃんと母ちゃんに見せて腰抜かさしてやろう。イーヒッヒッヒ!


「お母さんどれ使えばいいの?ほいほい、『地土壌操作』ね。おー凄え!このレベルなら一瞬で栄養満点な畑が作れるじゃん!しかも肥料いらず。こりゃ田舎の両親に拉致監禁されちまうねえ。」


農家のアイドルになっちゃうなこりゃあ。

ただでさえ超美少女だっつーのに。

こりゃ求婚されまくっちゃうよ。

野郎に興味ねえってのに。まいったねこりゃ!


「ふんふん、こっからここまでね。結構小さいな。一瞬で作れるからこれでいいのか。ムチャクチャだなあ。おし、レベル70地土壌操作!おー!凄えけどなんか地味。凄いけどね」


岩が一瞬で畑になったから凄いちゃあ凄いんだけどねえ。

今のアタシにはなんだか物足りないぜ!刺激が足んねえ。

そんでお母さん何作ればいいの?

まず綿から?どれよ?これ?ふむふむ‥。


「エコチモヘス?聞いたことないなあ。へー、世界最高の極上の綿花なんだあ。おお!これってあの究極のコットンの元になる植物なのかあ!大勇者とか大聖女の特別な戦闘服にも使われる超高級品じゃん!まさかアタシが着る日がくるとは‥」


麻はリノヒソメト?

その花の茎を使うんだ。

ほうほう、これも究極のリネンの材料じゃん。

マジで大勇者の戦闘服が作れるよ!


「よーし、この植物魔法だよね。レベル100『植物種創造』!種がなくても作れるけど種から育てたほうが品質がいいらしいよ。よっしゃあ蒔くぜ、オラ!オラ!適当に蒔いても地魔法があれば大丈夫なのさ!ちょちょいと土を操作して畑を素敵にデザインするぜ!ほんでもって、レベル100『植物成長』!うおお‥!マジか‥』


信じらんない‥もう育っちゃたよ。

凄すぎて引くわー。農家の娘としてドン引きだよ。

うちら農家がどんだけ苦労して作物つくってると思ってんですかね!

まったく!


「そんでどうするの?ふむふむ、このフワフワしたやつと、この茎を使うのね。植物魔法で収穫もゴミ除去も一瞬だぜ!しゃらららんっとね!」


おーもうコットンじゃん。

すげーフワフワ!これを糸にするのかあ。

麻はこの茎を使うのね。

どうするの?ほー、腐らせて中の繊維を使うのかあ。すげー。よく思いついたねえ昔の人。ヤバすぎ。

ちなみに腐らすのも一瞬さ!

え!お姉ちゃんが服のデザインしてくれるの?

マジで!うれしい!楽しみ!そんじゃ服作りますか!

お姉ちゃん、糸さん、ヨロシクね!

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