22話 昆虫食
「うっまー‥。何これエビじゃん。こんな美味いエビ食べたことない!チョーおいしー!ヤバい!ヤバい!止まらないよコレ!みんな教えてくれてありがとう!アタシがバカでした!ありがとうございます!ありがとうございます!うめー!」
美味い!美味すぎる!マジかコレ!
うわ!足はまた違う味‥カニだこれ!ひゃー!すげーすげー!
状態異常耐性様。
あなたのおかげでこんな美味しい虫が食べれます。
アタシが悪かったよ。ありがたや、ありがたや。
「あのクモはどんな味かなあ。肝臓さん味調べられる?おお、すげえ出来た。ありがとう!しかし相変わらず喋んねえなあこの人は!」
ほー、焼くと胴体は芋みたいな味なのかあ。
極上の芋みたいな味って書いてある。
食いてー。お昼はクモにしよう!
「塩や砂糖もお母さんの水魔法さんで作れるし、これでとりあえず生活には困んないね。やったぜ!」
水魔法さんはやっぱすげえのだ!
塩水を作って水を抜けば、まあ不思議!塩の完成。
砂糖も同様だよ。
え?胡椒や他のスパイスもいけるの?
ひえー。やっぱ水魔法さんなんだよなあ!
「あーお腹いっぱい。まんぞく、まんぞく。さあて、一休みしたら今日のノルマをやりますか!お母さん、火魔法は‥やっぱだめか。ちぇ!」
ノルマ終了ー。
‥さあお昼だ!
予定どおりクモ食べてるよ。うめー。
デザートは緑である。
晩御飯は何にしようかなあ?あのムカデが気になる。
しかし今日のノルマがもう終わっちゃた。暇だぜ!
なんか面白い暇つぶしはないかなあ?
‥お?姐さん、なになに?家?家を作るの?なにそれ!チョー楽しそう!詳しく教えてよ!
「ほうほう、『地魔法』ねえ。それでこの洞窟の中に隠れ家を作るのかあ。でも蜂に見つからない?」
姐さんがいれば大丈夫らしい。さすがアタシの姐さん!
それでレベルは?ほー、地魔法レベル70かあ。結構レベル高いね。水魔法さんといっしょか。家作るだけなのに。
ふむふむ、へーこのダンジョンだからかあ。
たしかにこの岩とかチョー硬いもんね。
ええ!?鉄より硬いの!もはや岩じゃねえ!
「お母さ~ん上げていい?‥やったー!おし、妹ちゃんお願いします!地魔法レベル70!」
‥ほー、へー、色々あるねえ。
うっすら分かったよ。しっかりは分からないのだ。
さて、どれを使えばいいんだろ‥姐さんこれ?『地形状変化』かあ。
ほうほう、形を変えられる魔法なのか。
レベル70になるとオリハルコンの形も自由に変える事ができる‥。
なんか凄すぎてよく分かんねえなあ。
「よーし、じゃあ始めようか!ワクワクするねえ。姐さん指示お願いね。みんながんばろう!」




