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2話 1匹見つけたら‥

「さすがランク5、魔石でけぇ‥。ん?なんか体が超軽い‥。なんじゃこりゃ?鑑定さん‥うおお!?」


体力 575

精神力 995

魔力 537


力 57

防御 51

魔攻 57

魔防 51

素早さ 57


能力ポイント 10038


身体能力が一桁上がっとる!つ、つおい!

ひょー!体が超軽いよー!

ぴょ~ん。ぴょ~ん。うひょ~!


‥いかんいかん。

周りは敵だらけだというのに。落ち着けアタシ!

しかしさすがは魔銀蜂。

大きな街の軍隊や冒険者総出で対処しなきゃ追い返す事もできない化け物だけあって経験値がとんでもないね。

普通の街は出て行ってくれるのを祈るしかないよ。世知辛いねえ。

しかしこの身体能力ならランク2に昇格、いや一気に3でもおかしくない。

いきなり上位冒険者じゃん!

さらにレベル70水魔法さんがあれば超上級を飛ばして特級も夢じゃない!

バラ色の金持ちウハウハ生活が始まるぞ~。


「‥まあここから脱出できたらだけどね、トホホ‥」


そうなのだ。全ては脱出してから。

この100層からなる大魔界ダンジョンから。

ちなみにまだ1層です。


‥クソ!ふざけやがって!

なんで1層からランク5の化け物相手にしなくちゃいけないんだよ!

しかも魔銀クラスって!

クリアするまで脱出できないんだから雑魚用意しとけよ!

勝手に呼んで閉じ込めてなんて仕打ちだ!


「ん?あれ、能力ポイント10038!?すげぇ!使った分の倍に増えた!」


これだけあれば水魔法さんをMAXのレベル100にできる!

よ~し貢ぐぞ~、と思っていたら水魔法さんに止められた気がした。

1層は蜂しかいないんだから無駄遣いするなと言われている気がする。

蜂しかいないの?そうなんだあ。

しっかり者だなあ水魔法さんは。

お母さんみたい。


「う~ん。じゃあどうしょうか?いっぱいあってなにを取ればいいのか分からん‥。え?なにお母さん。隠密と探知?この微妙なやつを取れというの?使えるのコレ?」


もっとこう火魔法とか火魔法とか取りたかったけど、お母さんが言うんじゃしょうがない。火魔法取りたかった‥。

しかし地味だなコイツら。影が薄い。存在感皆無である。

まあとりあえず見てみるか。

鑑定さーん、お願いしますと‥。


‥地味顔の超エリートだったよ。

ヤバいヤバいすぐ上げないと!てかよく生きてたなアタシ!

とりあえず蜂に気付かれないっていうレベル51まで!

隠密さんと探知さんがアタシの中に入ってくる。

またまた懇切丁寧に教えてくれたよ。


簡単に言うと隠密さんは隠れられる能力。

探知さんは見つけられる能力。

同レベルなら見つからないし見つけるらしい。

広くて高いから分かんなかったけど探知さん使ったら蜂が500匹くらいいたよ。

多過ぎだろ!

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