前へ目次 次へ 92/93 誰しも 言葉にならない言葉 音楽や絵、踊 生命 美 詩 赤子が産声をあげるように 樹木が天空に向かって伸びているように 太陽が太陽としてあるように 恋人と手を繋ぐように 心を込めて手紙を書くように こんな 瞬間が 誰しも訪れることでしょう それを人は 時々 頬を染めて 時々 まっすぐした瞳で 時々 花に投影しながら 歌い 語り 団欒(だんらん)して 歩いていく 歩くことって かの命の故郷に帰ること 歩くことって かの命の故郷に帰ること ************ ************