目覚め
太陽がまだ
沈んでいる頃に
わたしは目覚めた。
鳥もさえずらなければ
光は届かない小さな部屋で
わたしは
ただベッドに寝っ転がり
呼吸をしている。
ただまばたきをして
ただあれやこれやと想ったりしている。
この体や心は
神様が全て御創りになられたと
思うこともあれば
それにしたら
随分と粗雑な扱いを受けてきた
このようにも想った。
この人生
何度も嘲笑され、馬鹿にされ
裏切られ、苦しいことばかりにあってきた。
明るい兆しなど、何も感じられないほど…
今だって、その渦中にある。
このままわたしが乗っている
命の船は、もしかしたら
沈んでしまうかも知れない。
ただ、今は、波の力を借りて
向かっているだけだ…(この波の力だって、説明できる存在は神様だけ)
うん?不可思議な波の力によって
どこに向かっているのだろう…
このまま意志を持って舵を切ったとしても
この意志でさえ神様の御手のうちなのだから
まあ、人間は皆
胎児や赤子、幼子のようなもの。
おんぶにだっこされ
気付けば、よちよち歩き出して
世界を知ったように想い歩き出せば
また、まっさらになって全てに怖じけている。
それでもって天然の力や明るさが
気が付いたら湧いてきて
それで、どうにかこうにか
生きている。
生かされている。
生きられている。
生きる。
この不可思議な波は
命の故郷にただただ流れているのかも知れない。
水がただただ下に流れていくように。
日が出てくれば、ただただ
鳥達が歌い出すように。
よし
ただただに
感動できるように
ただただ
過ごしていよう。




