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主従関係ってどうやってはじめるの?

あのね、作れる側からしたら、依存を作るのって簡単なのよ。

だからこそ、心の穴は本当は自分で埋めなきゃね。


でも難しいよね、わかる!

皆様はじめまして。もしくはお久しぶりです。くろつです。


この初夏、私は旅行が二つ重なり、小説どころじゃないし、ドミサブどころでもございませんでした。

旅行って楽しいんですけど、体調のリカバリーに結構時間がかかっちゃうんですよね。


とはいえ。変態は意外と身近にいるものでございまして。

今回も変態エッセイいってみたいと思います。

お題。主従ってどうやって始めるの?


恋愛も友情もそうですけど、相手ってどうやって見つけてるのかなって思いませんか?

今回インタビューしたのは24歳ドミ男子です。

まだお若いんですけど、ゴリゴリの支配者です。

あ、人当たりはとっても柔らかいですよ。


ちなみに私とこの子はオンラインで知り合いました。

ドミ気質を自覚したのは小学生の頃からで、高校生の時にはもう20歳以上年上の女性を躾けていたそうです。

これなー。法律に抵触する……!


これ、詳しい話も聞いたし、個人的にはとても面白かったんですけど、別の知人に話して聞かせたらものっそい拒絶反応をくらいましてね。

ちょっとそれ聞いて、不特定多数の目にさらすのはやめときましょうかと思ってここでは詳しく書かないでおきます。

第三者の意見を聞くの、大事。


「脳イキさせるの趣味です」

「カウントダウンも好きですが、私生活の音に結びつけるのが好きですね」

「あとは全然性感帯じゃないところを触っただけでイクようにしたり、何度かお会いした人は目を見るだけでイクように仕上げたりしてます」


うへー、私もドミ気質だけど叶う気がしねー。

そしてそういう人と話すのってめちゃくちゃ楽しいんですね。

初めて通話した日に私その子に言いましたもん。


「お願い! 仲良くして! あと今言ってくれたことメモしていい? できるなら今日のトーク全部録音してデータ起こししたい!」


ド直球すぎや……。


余談ですが。

ドミサブや恋愛に限らず、私は誰に対しても、いいなと思った人にはその気持ちをストレートに伝えるようにしています。


「あなたのこういうところがすごく好き」

「お互いに時間帯合わせるの難しいかもしれないけど、この関係は絶対に切りたくないし仲良くしてほしい」

みたいに。


相手をどう思っていて、どうなりたいと思っているのか、率直に伝えるっていうのは大切だなと思っているんですね。

もちろん相手にとって負担にならない言い方を選ぶんですけど、上手に好意を伝えられて嬉しくない人はいないと思うので。


人間関係の始め方は、私の場合はそんな感じです。

それで、人間関係は割とがっつり攻め込んで始めますが、主従を始めるには時間をかけますね。

相手のことを好きとかかわいいとか思えないとそもそもそんな気にもなれないし、人間関係を深めていく過程で、「あ、こいつサブだなあ」とか段々見えてくるんですよ。

「こいつちょっと管理強めにした方がいいな」とか。


小説の題材として取り入れる場合は、そんな始まるまでに数年かかるようなストーリーを作るわけにもいかないので、初見でバシッとカタにはめてしまいますけど。


ですがこれもやり方は人それぞれ。

当然ですね。人間関係の作り方は人それぞれですから、主従の始めかただってもちろん人によって違って当たり前です。


前述の24歳は「え、見たらわかるじゃないですかー」とか言ってました。

多分頭の回転がめちゃくちゃ速いんですよ彼は。何十手先まで読める将棋の棋士みたいになっちゃってる。


サブの子とどうやって出会うの?の質問に関しては、

「まあそのへんで」


そのへんってなんだよ!

全然参考になりゃしないじゃねえかよ。


あとね、今回は珍しく全出しOKの許可もらったんで、書くわ。

相手の子のプライバシーもあるから、聞いた話を全部書けるわけじゃないのよね、こういうお題って。

でも今回は書いていいらしいから書く。

「女の子が泣いてる顔、めちゃくちゃ好きなんですよ~。でね、女の子を二人同じ部屋に突っ込んでね、同じ課題を与えておいて、それができたらどっちかにご褒美あげるよってするんです」

お、おう……。

「そうすると当然頑張るじゃないですか。で、当然もらえると思ってわくわくしてる子の前を素通りして、負けたほうにご褒美あげちゃうんですよ。そうするともう一人がすっごい泣き顔になるんですよね。もうかわいくって~」

なるほどねえ。勝ったほうにあげるって言ってないもんねえ。

「そうそう! でね、もうどっちにご褒美あげるつもりかは最初に決めてあるんですよ。どんな課題を与えたらどっちが得意かももうわかっているので、勝負は見えてるんですよね~。俺が言う、選択肢を与えないパターンってこういう感じですよ」


心底ドミだねえ……って私は思いましたけど、皆様はこれを読んでどう思われました?

女の子がかわいそうだなあ?

もしくは「それ、ときめく」?


話を戻します。

どうやって主従関係を始めるかは、どうやって人間関係を始めるかと一緒です。


自分をよく知り、相手のことをよく観察すること。

そして相手とこの先どうなっていきたいかを考えること。


始めるのが難しいのは、自己開示をするのが恥ずかしい気持ちからきてると私は思ってます。

そして出会いはあるけど続かないという場合に関しては、自分のことをよく知らないのが原因だと思っています。


24歳の子も言ってました。

「俺ね、営業所の全員に自分がSM好きなこと言ってあるんですよ」

セクハラじゃないのかそれは。と思ったことは内緒です。


「そうやって情報開示しておくとね、中には絶対いるんですよ。興味あるけど誰にも相談できないとかいう人が。でも俺がSM好きだよっていうのをオープンにしておくと、その人たちが相談にやってくるんです」


わかる。

私もこれ、高校時代からおんなじことしてたんです。


私はバイセクシャルなんですけど、それは友人全員にフルオープンにしてたんですよね。

そうすると、「実は私も……」「くろつが言うなら私も言うけどさあ……」っていう子が自然とやってくるの。


というわけで、今回の結論。

主従に限らずなんにしても、いろいろな形はあれど、心と心のやりとりです。

なので、自分をよく知り、情報開示をし、相手を観察し、コミュニケーション能力を磨き続けること。

それが、主従に限らず、人間関係を始めて続けていく方法なのかなってくろつは思います。


でも難しいよね。わかる。


そんな時は相談しにおいで。

依存させてあげるー。

いったんこのパートで完結させます。

でも書きたいお題が出てきたら不定期でまた書きますー。

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