プロローグ『ふざけてたら死にました』
「うっし・・・そろそろいいかな?うぃーっすどぉーもユウキ実験室のユウキでーす。って早いですねぇ配信スタート1分目で400人!快挙ですよこれは!」
と、カメラに向かって挨拶をする
俺、朱宮結城は動画投稿サイトの生配信サービスを利用し、『ユウキ実験室』という名前で配信をしているいわゆる配信者だ
ただ、内容は実験なのだが、編集しては面白くないので、こうして配信でやっているわけだ。
「さって、今日の配信内容はねぇ最近ニュースで話題のガス爆発をやってみようと思いまーす・・・あ、この実験はカメラの前のみんなは”絶対に”マネしないでね?」
そうして挨拶をしながら、ガスを噴射していく
「よし準備できたしそろそろ実験はz・・・」
始めようと言おうとしたところで、背中から爆音とともに、体が宙を舞い、平衡感覚を失う。
しばらく地面から足が離れた後・・・
背中から鈍い音とともに、意識が暗転した
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目を覚ますと、そこには女性の顔があった。
知らない女性の顔だ
銀髪の長い髪、深く、黒に近い蒼い目を持った女性だ。
…あれ?自由に動けないんですが?てか抱きかかえられてない?
唯一動かすことができた眼だけを動かし、周りを見渡す。
拍手をしていたり、笑いかけてきたりする女性が何人か見受けられた。
さらに見渡してみると、赤ん坊を抱きかかえベットに座っている女性が。
ん?鏡?
てことは
「あう、あうあう?!《俺子供になってる?!》」
・・・そうして俺の異世界転生ライフが始まった
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一方、そのころの日本では・・・
「やばっ・・・」
朱宮結城の数少ない友人も『ナニカ』に吸い込まれるように朱宮と同じ世界に連れ去られていた
なお、結城が転生することになった原因の爆発の原因が、この友人の投げた煙草の火だったことは、まだこの友人含め誰も知らない。
【未成年喫煙をしている表現の文章が書かれていますが、未成年