聖戦の始まり
聖王国を筆頭に16の国が大日本帝国北部に集結した。すでに先遣隊は死者の駆逐を始めており、第2隊から第8隊も出陣の準備をしている。
本隊には聖王国が誇る聖騎士団も控えており、全体の兵数は30万に近い。
さらに4つの国が死者の国と戦っているクロックス王国へ物資の支援を開始していた。
そんな中でランデル軍は後軍に指定された。
簡単に言えば「戦わなくていいから、次の寄進もよろしく。」である。お金って偉大だね。
各国の将軍や騎士にも面会して、ツテを作っておく。え?女騎士の腹筋?ステキですよ。
それから1月も経たずに問題が発生した。派閥争いである。
陶晴賢の陶派と織田信勝の信勝派に分かれて意見の対立などが表面化し始めたのだ。
陶晴賢の派閥には魚住景固が付き、それに新しく具現化したレア「弘中隆包」アンコモン「宮川房長」という元部下達が加わってから派閥が拡大した。
これに数人の具現化した侍がいる。
対する織田信勝の派閥には津々木蔵人、林美作守に加え、新たにレア「江良房栄」が加わった。陶家家臣で毛利に恨みがあると言っていたけど、陶晴賢さんとも確執があったみたいです。そこに数人の侍。
さらに、スーパーレア『一段の逸物』と称された「津田信澄」。織田信勝の息子である。
「ち、父上ですか?」
「まさか坊丸(信澄の幼名)か?」
そんな感動の対面もありました。
うん、どうしよう。派閥争いを止められない。
さらに陶さん、いつの間にか200人の兵士がいます。
「力が有り余っておるのだろう。ワシについて来い。飯を食わせてやる。」
そう言って賊や荒くれ者を次々に兵士にしているみたいです。
「それがしがこの国の力、見せ付けてまいりましょう。陶晴賢、出陣いたす!!」
兵糧を持って、派閥を率いて勝手に出陣してしまいました。
は?
沢山具現化すればそれがパワーアップだと思っていましたが、自分が統率できないと意味がないんですね。
他の地域にはあまり派遣してないけど、派閥争いがないか心配だ。
この聖戦が終わるまで具現化を自粛しよう。
その後に1人、1人と話をしていこう。
すでに聖戦の第7隊も出立し、各地で戦果をあげている。各地に簡易的な砦が築かれ、本隊は無傷のまま死者の国、旧オムルア帝国での決戦に臨む。
ランデル達による後方支援はというと、津田信澄が兵糧の手配、接待、全てで頑張っている。
さらに造営魔法というのを持っており、簡単な柵作りくらいは一瞬で終わります。
非常に助かります。
現れる死者達に対し、戦は始まる。
「火を放つのじゃ!まずは死体どもを焼き払う!」
馬上の陶晴賢の指示にて火を放つ。
ゾンビやグールは火に弱い。
そして火の中から出てくるのは、火攻めの効果がないスケルトンやレイスになる。
「ワシに続け!!」
レイスには魔法か聖別された武器、魔力を帯びた武器でなければ攻撃できない。
陶晴賢は「若楓」に魔力を通し、一閃する。
侍達は鈍器を振り回しスケルトンを打ち砕く。
「陶とは恐ろしい将軍だな。」
「また手柄を挙げたらしい。」
「強気の采配だが、勢いがあるのぉ。」
陶晴賢の評価は各国で高まる。
200であった手勢は各地の義勇兵を心酔させ手勢の数を増やす。2500を超えてなお増えつつあった。




