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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第3章建国記
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想定外

忙牙長さんが蛮族を沢山連れてきた。

約4000人以上。山羊や羊、馬や牛もいてよくわからないみたいだ。

僕と別れた後、アントン王国内の蛮族を訪ねてまわり、その後も周辺国の蛮族を訪ねて回ったという。

傘下に入る部族、誼を通じる部族、敵対する部族と色々あったらしい。


その結果がこの大移動らしい。

「ナカマ、センシ、オンナ、タクサンイルゾ。」


うん。部族丸ごと移動してきた部族もいる。友好のために戦士を派遣してきた部族、貢物として女を献上してきた部族。


戦士達をすぐに派遣したいが、まずは彼らの住む場所の確保だ。幸い土地だけはある。あぁ、仕事が増えた。



具現化した侍もすぐに派遣するわけにはいかない。

簡単に戦死されたら困る。

内政をしてもらうにも基礎体力や精神力は高いほうがいい。彼らにはダンジョンに行ってもらおう。

時間が惜しい。すぐに出発してもらう。


動ける兵力はハグロ傭兵団だけ。

彼等を東方に派遣するしかないか。


突然、喪失感に襲われる。安芸国虎さんだ。

東方で何があった!?






遡ること1時間前。

安芸国虎は都市内の見廻りを終えて拠点としている館に戻ってきた。

門を潜ろうとした時、蒸せかえるような血臭に動きを止め刀を抜く。

動きが止まるのに合わせて拳大の袋が無数襲いかかってくる。

避けるが地面に叩き付けられた袋から粉が舞う。

「目潰しかよ。セコいぜよ。」

直後に6人の男女の襲撃を受ける。

扉の奥に事切れた使用人が見える。

「外道が。許さんきに!!」


息を吸い込み、一閃で二人を斬り殺す。

さらに突きで一人。


また数人が現れる。

強くはない。ただ動きがおかしく、全てがタイミングがズレている。

「安芸国虎を舐めんなぜよ!!」


全てを斬り捨てたとき、視界が反転する。

床に倒れ付した安芸国虎に声がかかる。

「ようやく、毒が効いたか。」

傷は負っていない。粉は目潰しではなく毒であった。

妖艶な女性がいた。

「これで死になさい。」

黒いナイフが降り下ろされる。

国虎はそのナイフを左の掌で受け、そのまま女の右手を掴んで砕き、右手で刀を突き出す。

「恐ろしいわね。死にかけでこの力。」


女は死んだ。

だが黒いナイフにも毒が塗ってあったようだ。

血を吐いて動けなくなる。

「くそっ。これが漢の死に様かよ!」

土佐七雄が1人。安芸国虎は永き眠りについた。

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