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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第2章雌伏の時
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傭兵団の戦い①

血霧傭兵団の戦い


ドクロを模した冑をかぶり、黒い鎧に身を包む。馬上より戦闘には向きそうもない大鎌を振る。

「悪くない雇い主よ。金払いがよい。殲滅しろと我ら向きの指示を出す。」

くぐもった声に団員が答える。

「あっしらにも銀貨とマントですぜ。他の傭兵を殺すなってのも今回くらいは許せそうでさぁ。」

飛び出してきたオーガを大鎌の一振りで切断する。

「ふん、よかろう。魔物に死を。

城や街に構うな。誰よりも先に北上するぞ。

我が求めるは血よ。」


オーガナイトすら一蹴され、他の傭兵団を置いて北上を開始する。

圧倒的な戦闘力を持ちながら、敵も味方も切り捨てる血霧傭兵団。

団長も団員も酔いしれる血を求める。

そんな彼らが初めて味方を殺さなかった戦いであった。




バイカル傭兵団の戦い


「オメェら、近づくんじゃねぇぞ。弓を使え、弓を!斬られりゃ痛てぇからなぁ!」

「へい!親分!!」

樵がもつような斧を持ち、地球のバイキングに近い格好の男が指示を出す。

「確実に倒して、確実に稼ぐ!それが俺達よ!!」

「へい!親分!!」

山賊と誤解される事もあるバイカル傭兵団。

その戦いは堅実無比。

生存率の高い傭兵団である。

「オーガナイトに対しては投網を使いな!動けなくなったところで確実に殺すぞ!」

「へい!親分!!」

街の解放はもうすぐであった。





聖女の槍傭兵団の戦い


「山中の魔物を殲滅いたします。速さはいりません。一歩一歩進みましょう。」

聖女の槍傭兵団は聖王国所属の傭兵団である。

槍の他に剣、盾、奇跡などがある。

聖王国の理念に従い、魔物討伐や人々を守る戦いに従事する。

その団長は代々光魔法を使う女性が務める。

そして団員は聖王国の騎士を目指す者達だ。

「マリア様、ランデル国王をどう見ますか?」

副団長が聞いてくる。

「遺品あさり、死者の冒涜を禁じるあたりは仁君なのでしょう。しかしまだ少年、周りの者により白くも黒くもなるでしょうね。」

少年王の周りには、これから欲望にまみれた大人が群がるだろう。


「オーガ3体発見!!向かってきます!」

報告があがる。

「ファランクスで対応してください。」

オーガの討伐は何回かある。任せて大丈夫だ。

「サイクロプスだ!!」

まだ大物がいたようだ。

「私が狩ります。」


山中からも魔物が消えるのは時間の問題であった。





護りし盾の傭兵団の戦い


ゴブリンナイトの一撃をその身に受ける。

「フンッ!!」

その鋼のような肉体はその一撃を弾き返す。

「フハハハ!!ワシらのような筋肉がないとな。」

ゴブリンナイトの前でマッスルポーズをとる。

おびえるゴブリンナイト。

「筋肉、筋肉、フハハハ!!」

巨大な鎚で敵を潰す。

彼らはドワーフの傭兵団である。

入団条件は『筋肉』。

「さぁ、今夜も肉を食べて酒を呑むぞ!!」

彼らと戦いたがる傭兵団は少ない。

彼らと戦いたがる魔物も少なくなりそうだ。


「筋肉ーー!!」「酒ーー!!」

その雄叫びを聞いた味方の傭兵団は後ずさるのであった。

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