ハグロ傭兵団
街の外にいました。
モオォォォォオ!!
服装は腰に獣の毛皮。
体には無数の戦化粧
水牛に跨がり、戦斧をかついでいる。
「マッテイタゾ!アルジ!!」
「蛮族の王と言うのも本当でしたかの。」
もうやめて、ネタキャラさん。
忙牙長さんを放置してシルクネージュに向かいます。相手をしては負けです。
って言うか、ネタを放置されて苦しめ、神様。
今回は両替してもらったお金を持って帰ります。
「馬や牛、食料等は手練れの傭兵団に贈らせましょう。今のトリスタン王国を普通は馬車1台では無理ですじゃ。」
あっ、やっぱり?
「魔物が集団で行動しておりますからの。
酷い時には千を超える群れもおる。」
「トリスタン王国内の情報が欲しいんです。
どうにかできませんか?」
「そちらの侍ならどこにでも行けようて。
じゃが、冒険者のパーティーには手に余ろうの。
偵察が得意な冒険者もその様な危険は嫌がるしの。」
無理かなぁ。
「坊やが関係を持つべきでない連中がおる。
金さえ出せば何でもする連中じゃ。
暗殺集団や悪名高い傭兵団じゃな。
いや、それ以上の連中もおる。
ワシも会いたくない連中じゃな。」
夏さんが大きく息を吐く。
「使い捨てにでき、悪行もできる配下はおるかの?
そやつに金を持たせてワシのトコに寄越されよ。
坊やが直接会ってはならん。」
そして、指を1本出す。
「もう1つは軍隊による偵察じゃな。
だが、坊やにそれをする軍隊はおるかの?」
軍隊などない。
「傭兵団に偵察を依頼する手もあるんじゃが、アントン王国は平和じゃ。小規模な傭兵団しかおらんじゃろ。危険な偵察はせんのぅ。
戦慣れした傭兵団はアントン王国では稼げんからのぉ。」
金なら追加で出すが、使い捨てにできる人などいない。
「坊や、どうするか決断したら連絡しなされ。時間を掛けてよいなら、傭兵団をいくつも雇えようて。」
「使い捨てにできる人はいません。時間を掛けます。」
小声で答える。自分は英雄ではない。死ねと言えない。
「ふむ。そうじゃの。
老王ダッカは領土回復のため、いくつもの傭兵団を雇っておったそうじゃ。
消息を断った傭兵団は多いが、生き残りはいようて。そやつらに募集をかければ数だけは揃う。
ただ烏合の集とも言うのぉ。
坊やは使い捨てはできずとも、将の派遣はできよう。
後は将の手腕じゃがな。」
「それでお願いします。」
「便宜的に傭兵団とせねばの。軍を集めさせるほどこの国も腑抜けてはいまいて。傭兵団の名をなんとする?」
案は何もない。
リーダーの名前を付けたり、象徴的な名前を付けるらしいが。
リーダーは誰だろう。自分は嫌だ。
兵を纏められる人。伊東さん、土持さんは各街の総指揮のため外せない。後は安芸さんか、大宝寺さん。安芸さんはシルクネージュで避難民の保護を任せてある。派遣できるのは大宝寺さんだ。
「『ハグロ傭兵団』でお願いします。」




