老人
感想が嬉しくて、暴走投稿。
ストックは数話分あるんですが、武将を調べるために筆が止まるのが困ります。
「申し訳ありません。旦那様に面会を希望する方は非常に多いのです。
知己を得たいという方は紹介状が必要になります。
商談が希望であれば商会の誰かが話を聞きます。
ただ早くても1月は待っていただく必要があります。」
不味いぞ。そんなに時を無駄にはできない。
どうする?
「夏という方は大商人と聞いてきましたが、偽りでしたか。商人であれば話の持つ重要性、時が過ぎる事の危険性を知っているはずですが。」
挑発をしてみるか。話が大きくなれば少しは偉い人が出てくるはず。そこで商談をしなくては。
「話を聞いてまとめ、上に伝える。それすらできていないのは、人を使うことが出来ない証しでしょう。」
「帰れ!!」
あれ?追い出されました。
失敗したため、宿の食堂で作戦を考えます。
「坊や、災難じゃったな。」
隣の机で漬け物を食べるお爺さんが話しかけてきました。
「あの屋敷の人間は傲慢で他人を見下しておると評判が悪い。礼儀もうわべだけとな。
じゃが、坊やも口が悪い。
あれでは怒ってくれと言ってるもんじゃ。
子供がすることではないぞ。」
なんか、地球の田舎のじいちゃんを思い出す。
よく膝の上で昔話を聞いたっけ。
「騒いだら話を聞いてくれる人がくるかなぁと思ったんですよね。1月も待てませんから。」
「急ぎなら他の商人に話せばよかろうて。
この街には商人はいくらでもおる。
商会であってもいくつかはある。
そちらを回った方がよかろう。
なんじゃったら、ワシが案内してやろう。
駄賃は酒1杯かの?」
本当にじいちゃんだ。
「大きな商談なんです。大商人夏さんでなければと。」
「ほうほう、しかし、会えんのでは難しかろう。」
「何か手を考えます。時は金なりと言います。金で時が買えるなら安いものです。」
「ランデル坊やはおもしろい事を言うのぉ。
それなら、屋敷の前で目当ての人を待ってはどうじゃ?」
「恥ずかしながら顔を知らないんです。
お爺さんは夏と言う方の顔をご存知ですか?」
「知っておるぞ。」
「本当ですか?教えてください。」
「この様な顔じゃ。ランデル坊や。
ワシが夏じゃ。」
腰が抜けました。




