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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第2章雌伏の時
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籠城戦①

シルクネージュが見えてきた。

森さんのおかげか、一度の戦闘もなかった。


あれ?森さんだ。


「俺は行ってくる。」


え?行くってどこに?

森さんはもう見えなくなり始めていた。


シルクネージュに着くと、すぐに皆を集めて相談しようとするが八柏さんしかいない。

交路都市とキルクスン砦を手に入れて復旧をしている最中らしい。

何してるの?

森林都市も魔物の掃討は終わっているが、人手が足りないため近隣の掃討をしているという。

ますます何してるの?


ランデルは埼玉県くらいの広さの土地を手に入れた。

いや、どうなってるの?




遡ること2日。

鉱山都市はダンジョンモンスターの襲撃を受けていた。

元々山の中腹に都市があり二重の城壁があった。

それを修復し、山の斜面を利用した土類と空堀を作り逆茂木や板塀も合わせて城壁まで多重の防衛線を築いた。


「弓を放て!!石を投げろ!!狙う必要はない!!」

「白兵戦はするなよ!!」


そんな声が響く。


「敵の数をどう見る?」

国王が近くにいる今川氏真に問いかける。

「戦はわかりません。」

正直に答える。


「嘘つけ。どっかの国の貴族だろ?物腰や所作でわからぁ。ならそういった教育も受けてんだろ?」

「戦から逃げて色々と失った身です。」

「貴族だってのは否定しねぇんだな。

前線の他のヤツラもそうだ。将軍やその補佐ができそうなヤツ。武人として欲しいヤツもいる。

そんなお前らが仕える小僧は何なんだ?」


沈黙で答える。


「どっかのワケあり王族かと思ったんだがな。

それより、ゴブリンやハングリーウルフ、ウッドマンくらいか?広域魔法がありゃ楽できたな。

ゲッ!マッドマンか!!火が必要になるなぁ。」






赤座直保は首を傾げる。

敵の数は多いが、敵は強くはない。

狼は素早いが平地や森の中でこそ恐ろしい。足を止めた狼では的だ。

木の人間は動きが鈍い。火矢で充分だ。

泥の人間はさらに動きが鈍い。ただの矢は意味がないようだが、泥は乾けば土塊だ。

ゴブリンとやらはこちらの兵より強いくらいか。


加賀の一向宗を思い出す。

あぁ、なるほど。これ以上の数が控えているのか。

昼夜分かたずの籠城になるか。

まずは、兵を休ませるか。


日が暮れようとしていた。

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