表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第2章雌伏の時
44/135

戦略の変更

「ふざけんな!!」

使者の前で声をあらげる。


アントン王国の軍が敗走だと?

数万の魔物に襲われたと言うが、戦場を検分した冒険者によれば魔物の数は2千から3千。

ゴブリンとオークだけなら倍の6千あれば充分だ。

それが2万出して敗走だと?

一度後退して野営をしているかと思えば敗走だと?


「使者どのは数は数えられるのか?百の上がいつから万や億になった!!」


暗に知っているんだぞ、と匂わす。


使者の顔色が赤くなったり、青くなったりする。

考えている事がモロバレだ。こんなやつが使者じゃ駄目だ。斬られてもいいやつを寄越したのか?


「アントン王に伝えろ!!せめてどこかの街を囲んでから約定を果たしたと胸をはれ!!兵の数を揃えて行進させただけなら遊びと変わらん!!」


怒りが収まらないなかで考える。

アントン王国は駄目だ。うちの王子の手紙からも宴と女の話しか出ない。もう出兵は無理だな。

せめて国境を越えたところでオーガ共を引き付けて欲しがったんだが。

そしてダッカのジジイが死んだなら、あの国は滅んだ。つまり、ムスラ王国の軍はすぐにはこれない。


頼りとするムスラ王国の事を考える。

約定では、ムスラ3将軍の誰かが兵を率いてくるという事だった。

大将軍パーカーは政治、外交、軍事とバランスよくできる。 飛び抜けたものがないともいうが、何でもできるヤツは貴重だ。全てを任せて他国に派遣するならコイツだろう。

宿老アンデルンは経験豊かな老将だ。

今の王とは折り合いが悪いとはいえ、攻守に優れた国の要だ。国の護りに残すだろう。

隻眼将軍サントスは猛将だ。

攻めて攻めて攻める。他国を攻める今回には向いている。


兵力は5万から7万か。

この国に来るまでは時間がかかる。

「クソッ!!」

戦略の破綻だった。


他国の兵を囮にして国内の魔物を引き付けてもらう。空いた王都を俺達がもらう。


王都の攻略は無理になった。

だが出兵の取り消しはできない。

国民が国の奪還ができないと思ってしまう。


近場で拠点を獲るか。

海の街か鉱山都市か。

海の街は攻められたら護りきれない。

鉱山都市は攻めにくいが護りやすい。

鉱山の魔物の排除も必要だが、それ以上に鉱物は魅力的だ。


鉱山都市の攻略だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ