お金
1年がたち、6歳になりました。
3人の王子の無事もわかり王国軍の士気はあがりました。
ただ王子の軍も武器と資金がないらしく。
「義息子よ!!金をくれ!!!」
今日も金食い虫の季節です。
「この間も資金提供しました。軍の維持には充分なはずですよ。」
計算ができるなら、維持費の計算など容易い。
「むむむ。女騎士をつけよう。そうだ、貴族の未亡人もいいな。いい女貴族もやろう。」
破壊力のあるキーワードですが、このオッサンの言葉どおりなら僕には200人近い嫁がいる事になる。
白い目でジィーと見る。
「軍事大国ムスラ。その王と話がついた。やつらが北から森を迂回して老王ダッカと合流する。
ダッカの国は俺の国を狙って南下したところを魔物たちにやられた。
今じゃ、国の半分を失って責任の押し付けあいだと。ざまぁみろ。」
最近、威厳は旅に出たらしい。
「んんっ。あーっ。連合軍は一気に南下。国境の関所を抑え、狼煙台を拠点にする第3王子と合流する。その勢いのまま王都を奪還だ。
ダッカは国を取り戻し、俺たちも王都を取り戻す。
悪い話じゃねえだろ?」
「ムスラが助けてくれるならいい話ですね。」
わざとそれだけを言い、じっと見つめる。
「交渉に金を使ったが、あと金貨100万枚いる。
狼煙台で20万枚渡して、王都奪還後に80万枚だ。
用意できなけりゃムスラが王都を占拠しつづける事になる。頼む。」
金貨100万枚。白金貨なら1万枚。
足りない。今までにかなりの金を提供していた。
「東のアントンには金を渡してある。保護されてる第1王子に兵2万を付けてもらえる。同時侵攻が必用なんだ。」
出したくても足りない以上は、
あれ?もう1種類金貨を持っていた。竜にもらった金貨だ。
「これを知っていますか?」
金貨を見た王が飛び付く。
「古代ロンドニアス金貨じゃねえか。古代金貨の上だ。白金貨100枚が古代金貨1枚だ。古代金貨100枚でこの古代ロンドニアス金貨1枚になる。
つまり、こいつ1枚でムスラに交渉できるぜ。
頼む、こいつをくれ!!」
たぶんこの金貨、1万枚くらいあります。
お金は銅、銀、金、白金、古代、古代ロンドニアスとなります。
古代ロンドニアス金貨は、ロンドニアス時代には普通に使われていたお金です。姫様は大量に献上されたものを持っていて、価値に気付いていません。
銅貨1枚が100円という感覚です。
金貨100万枚は1兆円。
日本の国家予算から見たらわずかですが、中世では国家予算数年分。小国なら10年は戦えるbyマ・クベ
王様は他国に借りをつくり、国内に他国の兵を入れる危険性を良く理解しています。
だからこそ多額のお金をばら蒔き、「借りはない。
むしろ溜まった借金返せるだろ?」と対等以上に渡りあっています。
もちろん、地方にそんな金があるわけもなく
都市で手に入れたお金の残金は金貨数十枚、銀貨数百枚だけです。




