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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第1章初めまして異世界
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本当の絶望

現れたオークキングは苛つきながらも、怯えていた。

「マチヲヨコドリサレ、ココデシヌワケニハイカヌ。」


強者の弱気な言葉に違和感を覚える。


その時、村人がいた場所にソラがオちてきた。

「強き者よ、ワラワと遊べ。

何ゆえ逃げる。」


それは黒き竜であった。

絶望が舞い降りた。


「おや、強き者がタクサンおるぞ。

ワラワと遊んでたもれ。

ほれ、か弱きオナゴの頼みぞ。

ワラワと遊べ。」


西郷隆盛はランデルを侍たちに預け、竜に組み付く。

「若を逃がせ!他の者は盾になれ!死に場所ぞ」


竜は興味なさそうにオークキングの首をはね、嬉しそうに吼える。

「その若者を守る?ワラワを楽しまよ。この200年タイクツであった。ワラワが満足すれば、この若者は助けよう。」


死闘が始まる。







槍は折れ、矢は尽き、刀も砕けた。

固有スキル「敬天愛人」の効果もつき、

西郷隆盛は腕を組んで立っていた。


生きているのは西郷隆盛とランデルだけだ。

黒き竜と闘って死んだもの、ランデルの盾になって死んだもの。

逃げ出した侍は一人もいない。

「よか二才(にせ)から、死んでしもうた。」


西郷隆盛の呟きが溢れる。


「おいも、もう動けもはん。おいの首で終わりにしもはんか。」


「ワラワは首などに興味はない。

だが楽しめた。オヌシ達がマモル若者はナニモノぞ。」


土煙の向こうに黒き竜がいた。

いくつかの傷があるが、嬉しそうだ。


「ランデルと申す。彼は」

「カレは?」


返事はなく、仁王立ちのまま息絶えた漢がいた。

「ワラワを楽しませたオトコは何故すぐにイッテしまうのか。」

悲しそうな竜の声が空にとけた。

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