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来るもの
「に、逃げろ!!」
逃げてくる集団から警告の声がとぶ。
それを聞いた村人達からさまざな声あがる。
「命令だ!!俺を守れ!!」
「俺だけでも助けろ!」
そんな声に侍たちは、つれなく答える。
「愛想がつきた。御免こうむる。」
侍たちは刀を抜き、槍を握り、弓を構える。
「我等は助けたいと思った人を助ける。
魔物や獣を助けたいとは思わぬ。」
「魔物より先に切り捨ててくれようか。
痴れ者は去れ。」
そのように吐き捨て、魔物との戦に備える。
恥じ入る者より、怒りに顔を歪める者や意味を理解できていない者が多い。
「人を責めるより、己の誠意や言葉が伝わらぬ己を責めねばならぬ。」
西郷の言葉に黙りこむ。
そこに追われし者達がたどり着く。
「お前達、逃げろ!!」
冒険者たちの後ろから現れたのはオーク達であった。
「ココデアシドメサレ、ホロブワケニハイカヌ。」
オークキングが現れた。




