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西郷という男
今回は難しかった。
文才が欲しい。
瞬く間にゴブリンが駆逐されていく。
その中にはゴブリンソルジャーやゴブリンナイトもいたが結果は変わらない。
西郷隆盛がギョロリと睨み付ける。
その黒目で睨まれた魔物は動けなくなり頭を垂れる。
ゴブリンマジシャンは魔法の発動すらできなくなる。
彼の黒目の前では皆が沈黙し、頭を下げたという「うどさぁの黒目」だ。
また、戦さ場にもかかわらず村人達は西郷隆盛を信じていた。
侍達も不思議と動きが良くなる。
会った事がない人にすら敬愛され、西郷さんのためならと無条件で命を掛けられる。
西南戦争の後に「西郷さんと死にたかった」と涙を流した人も多かった。
人々に愛される「せごどん」だ。
ゴブリン達がいなくなろうかという時、新たな土煙があがる。
ゴブリンキング率いるゴブリン軍の襲来である。
だが、西郷隆盛は動かない。
「こん命、おはんたっに、預けもす。」




