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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第1章初めまして異世界
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もののふ

オーガキングが咆哮をあげる。

『ウオォォー!』


その咆哮に合わせ、オーガ達が進軍する。


もはや、村人たちに抵抗の気力はない。


騎士の3人はすぐに肉片へと変わる。


誰かが悲鳴を上げ逃げ出した。


それが合図だったかの様に皆が逃げ出す。


蹂躙の始まりだった。


もはや戦いではなく、いや、一人だけ闘っていた。


すでに左腕はもげ、槍も折れ、すでに太刀と脇差しのみである。


突き刺した脇差しを引き抜くとオーガナイトが崩れ落ちる。


「くそっ!!」


脇差しは途中で折れていた。


オーガナイトが持っていた剣を拾うと、オーガジェネラルに斬りかかる。


だが、横合いからハルバードの鋭い一撃がくる。

剣を盾にするが剣は砕け、脇腹の肉をえぐる。


「ここまでか。」


残りはオーガキングとオーガジェネラル3体。

後は無数のオーガども。


山県源内は低く構える。

オーガジェネラル3体はそれぞれの得物を振りかぶる。

源内が走り出す。

あえて、攻撃をさけない。

すぐに源内は死にいたる。

だが死と引き換えに一撃を降り下ろす。


「ミゴトダ。コレヨリワレハ、『アッキノオウ』ヲナノル。」


そこには右目に傷を追ったオーガキングと、満足そうな笑みを浮かべた山県源内の亡骸があった。

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