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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第4章 ???
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動き出す虎

沢山の嫁ってどう思います。

小さな子達相手には遊んであげたり、勉強を教えたり。素敵な方々相手だと楽しく食事をしたり。

では、出産が厳しくなり始める方々は?


手段を問わなくなってきます。

色仕掛けに夜這い。夜這いは家臣達が奨励しているみたいです。勘弁してよ。

えっ?子作りできるのか?って?

はい。精通がきてしまいました。


バレた途端に屋敷に閉じ込められましたよ。

「1月程ごゆるりと。」だそうです。

朝から朝まで!ですよ。

何がとは言いませんがね。


そんな中で1人の妻に泣き付かれました。

小国マルナの王女です。

「侍女から故国に魔物が迫っていると聞きました。

お助けくださいませ。」

正式にマルナ王国から援軍要請を受けたわけではない。兵を出せば侵略と受け止められる可能性もある。

屋敷を抜け出して駒井高白斎達に相談する。

「兵を出すわけには行きませぬ。しかし、使者を出して使者が巻き込まれれば戦わぬわけにはいかぬでしょうな。」

さすが知恵者。

即日使者が発つ。


レア「坂井政尚」を正使として50人の侍が付いていく。皆には良馬を与えた。

その後をスーパーレア「佐久間信盛」が侍達と傭兵7000を率いて『魔物に滅ぼされた国の治安維持』のために出陣する。流れ込んでくる賊の討伐が目的だが、どこからか援軍要請を受けたら仕方がないよね?

鬱憤が溜まっていた戦好きが大量に付いていきました。佐久間信盛は戦を嫌がってましたけど。

さぁ、頼みます。


あれ?何故屋敷に戻されるのでしょう?

あぁ、脱出したい。




マルナ王国から数ヶ国南西にあるコトノ王国。

その王都は久しぶりに沸き返っていた。

魔物達に包囲され死に怯えていた毎日から解放してくれた英雄がいるのだ。

名を武田信虎といった。

「良いものだのう。」

血に飢えていた信虎が終始ご機嫌である。

恐れられ、怯えられる事はあった。

貴人や客人として丁重に迎えられる事もあった。

だが、皆に心から讃えられ、歓声をもって出迎えられた事などなかった。


コトノ王国は民を避難させる事になった。

王自身は最後まで玉座に残るという。

王自らが頭を下げて信虎に頼んだのは民の護衛。

「兵を寄越せ。ワシが残る。」

それでも残るという王を気絶させ、連れ出させた。

「斬らなかったのだ。ワシも甘くなったものよ。」

そう言いながらも機嫌がいい。


信虎は魔法で二重の水堀を作り出す。渡る手段は橋のみ。粗暴なイメージがある彼だが、貴族とやり取りをする教養を持ち、街作りや築城も行っている。

決して脳筋ではない。


残った兵は500。他は民の護衛に付いて避難している。500の兵を城壁に張り付かせる。弓や弩での攻撃のためだ。そして小山田、飯富らを城外に配した。さらに荻原、勝沼も別の所にいる。

手元にはコモン「栗原昌清」「曽根昌長」らがいる。

虎は仮の住まいで獰猛な笑みを浮かべていた。

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