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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第4章 ???
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混沌たる東部

出陣を命じた将はレア「佐久間大学」アンコモン「

尾藤知宣」、「戸田勝隆」、「神子田正治」、「宮田光次」の5人だ。

佐久間大学盛重は分別のある猛将。

尾藤、戸田、神子田、宮田の4人は「羽柴四天王」の称号を持つ。


称号「羽柴四天王」

豊臣秀吉の創成期を支えた4人の勇士。

統率と武に若干の補正が加わる。運が下がる。

成長が早熟となる。


称号のおかげでレベルも高いし、早くから有能さを見せつけていた。

この5人ならなんらかの情報を掴んでくるはずだ。




一向宗を蹴散らし、追い回して、一時的な勝利を得た陶軍は待ち構える2000の一向宗の槍衾に襲われた。統率がとれていない追撃中の事であり、陶軍は多大な犠牲を出してしまう。先頭にいた千々石は槍衾で2度3度と宙を舞い事切れる。


「ハハハハハ。奴らはケモノか?追う事に夢中で我等に気付かんとは。ククククク。」

本泉寺蓮悟はレベルは未だに5だ。

しかし、知恵と策謀、話術で一向宗を作り上げた。

元々前線で戦うタイプではない。

「さぁ、追い立てよ!!」


本泉寺蓮悟の頚が舞った。

「貴様が敵将か?ワシを・・・。ん?死んだのか?」

そこにいたのは返り血を浴びた陶晴賢。

馬を躍らせ最前線に飛び込んだのだ。

いつもは防護柵や逆茂木で進路を阻まれ弓矢で削られていく。今回は伏兵であったため遮る物はなく、一文字に軍を切り裂いたのだ。

蜘蛛の子を散らすように逃げる一向宗。

東部の覇権が陶軍に移った瞬間だった。


数を300にまで減らした陶軍が拠点に戻る。

一向宗を倒した今、陶軍の地盤は確かな物になるはずである。

しかし、見えてきたのは襲撃を受け、動く者のいなくなった拠点。皆が動きを止める。

そこに矢が降り注ぐ。

油壺も投げ込まれ、火が陶軍を包み込む。

足利軍2000は矢を放ち続ける。

足利軍に切り込む者もいるが辿り着く前に射ぬかれる。

「ここまで、か。」

眼病を患い、視力に難のある魚住景固は手傷を負ってしまう。幾本もの矢を受け、敵の手にかかるよりはと自刃した。

有能な奉行人の最期は潔かった。

陶晴賢と弘中隆包の2名はわずかな手勢を引き連れ落ち延びていった。

そして生き残った者が勝者だと彼らは理解していた。



この日より弘中は近隣小国より兵を集め、陶が足利狩りを行った。

個人対軍。

勝敗は明らかであるはずだった。


兵は瞬く間に蹴散らされ、陶個人への恐怖により兵達の逃亡が相次いだ。佐々木少府次郎が陶を食い止めようと挑んだが敵わず命を落とす。

しかし、己の命と引き換えに陶の足に一太刀を与えた。大将である陶は大事を取らねばならず、襲撃を止めて療養に勤しむのであった。


そして、その時間を逸見祥仙が利用して軍を後退させる。そして廃棄されていた要塞にこもる。

かつての小国の要塞であり、足利軍1500だけで満員となった。

東部の戦はまだ終わりそうもなかった。

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