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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第4章 ???
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嫁問題

初レビューに感謝して。

いつもありがとうございます。

8500人の嫁だけどね。

人族だけでも王族、貴族、騎士、平民、奴隷と身分は様々。年齢も40歳から3歳まで。未亡人もいる。


種族は鬼人族、龍人族、獣人族、魔族、エルフ、ドワーフ等20種以上。

エルフもハイエルフ、ダークエルフ、ハーフエルフ等がいるし、獣人族も虎人族や狼人族等がいる。

長寿なハイエルフは800歳の人もいた。


これだけいれば、問題もつぎつぎに起こる。

主に問題を起こすのはトリスタン王国、アントン王国以外から来た他国の王族、貴族だ。

勘弁してよ。



嫁になった者達にも目的がある。

贅沢、金、実家への支援、権力、領土、家名の復活など。

変わった目的では、また戦場に立ちたいというものまで。


王族や貴族はプライドをかけて意地をはる。

問題は尽きなかった。


頭を抱えたランデルは禁じ手を使う。

嫁達の目的把握に金銭魔法を使用した。

聞いて答えてくれる程、彼女達は甘くない。

さすがに感情についてはプライバシーを考えてやめた。


数人、ランデルの暗殺が目的の女がいました。

他国の姫を殺して、大日本帝国と他国を争わせるつもりの女もいました。

すでに妊娠中で、ランデルの子として出産して王族になるつもりの貴族もいました。


怖いです。恐怖ですよ。

直ぐ様拘束する。

妊娠中の貴族はすぐに観念して白状した。

国に帰れば幽閉か処刑になると泣いている。

国と実家の名誉に泥を塗ったからという。

仮にも妻であったのだ。寛大な処置を望む手紙を書こう。

後日、故郷の国から謝罪があるだろう。



暗殺者は12名。出身国は3つ。

3ヶ国とも小国だ。そして旧アントン王国の新領土に面している。

各国の使者を証人にして、話を聞き出す。

惚けるのではなく、自殺しようとするので怪しまれる。

幻影魔法でランデルの暗殺に成功したと誤認させるとペラペラ喋ってくれた。

各国の使者は青ざめていく。


魔法を解いてランデルが姿を見せると失態に気付く。「くっ、殺せ!!」

リアルで聞くのは初めてです。


王自らが命じた1ヶ国ミノス王国には対処をしなければならない。残りの2ヶ国は大臣や有力貴族が首謀者だった。


「ミノス王国に宣戦を布告する!!残りの2国も釈明の内容次第で殲滅する!」


各国の使者が一斉に駆け出す。一大ニュースだ。


「これで良かったのか?」

「見事でございます。」

土居宗珊と駒井高白斎が現れた。

「これで各国はランデル様を強力な指導者だと認識したでしょう。」

「優しき姿ばかりでは国は保てませぬ。

敵対者には容赦しないと姿勢を見せねば。」


この2人に相談してこの演出を決めた。

幻影魔法が効かなければ他にもいくつか手段が用意されていた。


「出陣の準備は?」

「ミノス王国は小国。敵兵は3000~5000程。しかし、全軍が1ヵ所には集まりませぬ。

羽柴四天王に5000を任せれば充分かと。

ランデル様が出る必要はありませぬ。」

「じゃあ、任せた。」


ここまでの話を聞いていた暗殺者達が騒ぎ出す。

彼女達は身分は偽っていたが貴族ではある。

「私の国はどうなるの?実家は?」

「殲滅ですのぉ。火を付け、一人残さず殺されるでしょうな。」

「そんな。悪魔、人殺し!私の国が何をしたって言うの!!」

「黙れ!小娘!!それだけの事をしたのだ!!

赤ん坊まで殺されたとて文句は言えぬと知れい!!」


ここで目配せされる。あぁ、自分には過ぎた家臣だ。

「民には罪はない。民は見逃してやれ。」

「ランデル様、されど。」

「ランデル様の命令とは言え、それは。」

「降れば我が国の民だ。」

「「わかりもうした。」」

クサイ演技だ。


「私の父も、母も助けて!!何でもするから!」

「実家には手を出さないで!!」

ミノス王国以外の暗殺者まで懇願し始める。

こうして12人は妻でありながら奴隷になった。

役目はランデルの身を護る事。

2人はここまで考えていたのかと思うとゾッとした。




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