領土拡大
軽騎兵だけを連れて南部へ先行する。
南部までは各自に食料を持たせた。
南部から先の分は南部で買う。
同行する将は武田信実と品川左京亮。
2人はレベル3になっていた。
他の人は出陣の準備等で連れ出せなかった。まだまだ人が足りない。南部で補給を済ませて国境に向かう。土持親成はすでに出陣していた。
関で情報を貰うと、すでにアントン王国に逆侵攻中だとか。え?なんで?
敵は2万はいたんでしょ?
土持親成と合流した頃にはアントン王国の半分は手に入れ、アントン王国王都は目の前であった。
夏がいる街も降伏したそうだ。
ここまであっさり侵攻できたのには理由があった。
有馬喜兵衛による貴族、指揮官狩り。
多くの貴族、将軍、騎士が斬られたそうだ。
決して女、子供、民には手を出してはいないという。
アントン王国からは和睦の使者がくるが追い返している。今更「大日本帝国を認めるから、国土を返せ。」は無理でしょう。
王都を包囲する準備をしていたら知らせが届いた。アントン国王並びに貴族の逃亡。東にある副都に逃げたという。籠城の準備をしていた将軍や騎士も馬鹿らしくなり降伏してきた。
なんで兵がこちらの倍以上いるのに逃げ出したんだろう。城内や貴族の邸宅には持ち出せなかった宝物、財貨、が山程あった。
面会を求める者の対応は堀伊豆守に任せ、王都の維持を竹田孫七に任せて追撃開始。
時々「国土を返せば許してやる」という使者がくるのは面倒だ。怒った土持親成が斬ってしまった。
そして副都に籠城するアントン王国から降伏の使者がきた。有馬喜兵衛により大公まで斬られたと。降伏するから助けてくれと。
アントン王国は副都からも出てさらに東の旧王都を王都にする事が決まった。
賠償金や労働力提供、兵の拠出など完全に大日本帝国の傘下になる。労働力は新たな国境の関所3ヵ所限りとしたし、兵の拠出は大日本帝国東部にアントン王国負担で大砦を築いて半年維持する事にした。
人質は揉めた。土持は取るべきと言うし、アントン王国は王女や有力貴族の子女を差し出すという。
これ以上いらないんだけど。
そして「有馬!!すぐに出頭せよ!!」
大声で命じる。
程なく血塗れの有馬が現れた。
「独断専行は大罪だ。だか、戦功を持って相殺する。申し開きはあるか?」
目だけが爛々と輝いて怖い。
「ワシは鬼に成りました。ワシは。」
よくわからないが、戦争に行って日常に戻れない人の話は21世紀にもあった。
「褒美をやる。」
金貨を取り出す。
『ゆっくりと眠れ。』
金銭魔法を使う。
今は休んでください。
アントン王国の王都に戻ると沢山の献上品が待っていた。美女も沢山だ。
うん。帰ろう。はぁ。
今回手に入れたのは王都、副都、街が7つ。小さな町や村は無数。人が足りないよ。
また具現化が1人。レア「別所長治」
別所だけを連れて馬をとばす。
あっ、今日で9歳だ。