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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第4章 ???
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ダンジョンアタック①

石を拾い、逃げるモンスターの背に投げ付ける。

動きを止めた相手を切り裂く。


1人でのダンジョンアタックは気を抜く事ができない。緊張しすぎだとはわかる。しかし、気楽には進めない。


休憩には魔除けの護符を使った。

ダンジョンモンスターが近づいてこない事を確認して、ホッとする。

すると、汗や血の匂いが気になりだした。

「ハハハ。やっぱり現実だ。」


転生物の小説でカッコよく冒険者をする主人公。ゲームの中の勇者。

いきなり活躍できるって、どんなチートだよ。

今すぐ小便チビって逃げ出したい。


休憩しながらモンスターから手に入れた剣や槍を整備する。売っても大した金にはならないけど、使い捨ての武器としては充分だ。

敵に差した後、わざわざ引き抜いたり、歯零れを気にしないですむ。

ちなみに、槍は投げる物ではないと学習した。

2~3メートルなら兎も角、10メートル以上先に投げたら目標に当たらない。

空中でグネグネしだして逸れていく。

槍を投げる俺って格好いいとか思った俺、出てこい。


短い槍ならなんとかなるかなぁ。

しゅ、手裏剣とかいいなぁ。


砂時計で時間を計っていると3時間程度でモンスターが視界に入り出した。さすがに近づいてくるモンスターはいないが。

護符がこのくらいなのか、スキルレベルが1だからなのか。それとも初めて作った護符で、まだ完璧でないのか。


まだ10階にも届かない。

集団で出てくるモンスターにてこずる。

まさに数は力だ。

青銅なのだろう。緑がかった青い槍でひたすら突く、突く。薙ぐ、払う。

折れれば敵から奪って使う。


8階ですでに疲れた。

だが、少し槍や剣がわかってきた。

最悪、力任せに叩きつければいいのだ。

練習通りにいく実戦はない。

より早く、より力強く。

本当はキチンとした師に習うべきなんだろうけど。

まずは実戦で身に付けよう。


魔除けの護符を使う。休もう。疲れた。




カラカラカラカラ。

鳴子が鳴り響く。

いつの間にか熟睡していたようだ。


慌てて起き上がり、モンスターを火魔法でコンガリと焼き上げる。

ダンジョンの中でグッスリ寝るとか無謀だ。

だが、熟睡したおかげで疲れは取れた。

さぁ、30階を目指そう。



それからは頻繁に休憩を取って仮眠をする事で、熟睡を避けた。

そして29階。

30階は目の前だ。

そしてランデルは必死に防戦をしていた。



29階でモンスターハウスの罠にかかってしまったのだ。

十数体のオーガを始め、ゴブリンナイト、ブラッドウルフ、カラクリ兵士、ゴーストナイト。

様々なモンスターが出現する。


即座に土魔法で防壁を作る。

さらに高台を作り、そこから魔法で攻撃を開始


できなかった。ゴーストナイトが後ろに現れて攻撃してきたのだ。「直感」に従って剣を後ろに振って良かった・・・・。

気付かずに後ろから斬られるところだったよ。


光魔法で浄化をする。光魔法を嫌がり後退するゴーストナイト。2体しか倒せなかった。


しかも、その間に防壁は乗り越えられ、破壊される。急いで土魔法で落とし穴を作る。

敵が落ちていく。そこに水魔法で水をかける。

水魔法、水魔法、水魔法。

溺死を狙うのかって?

スキルレベル1じゃ無理だ。

ここで、


クソッ。

またゴーストナイトに邪魔をされる。

光魔法を連発するがまた数体しか倒せない。

ゴーストナイトが後退した隙に氷魔法を使う。

濡れた体に氷魔法はキツいだろ?

スキルレベル1の氷魔法じゃ、あっさり相手を凍らせるなんて無理無理。

狙うは凍死、又は凍傷。


ゴーストナイト以外の動きが鈍った隙にゴーストナイトを始末する。さすがに魔力はあまり残っていない。さぁ、決戦だ。

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