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ガチャで生きてく  作者: 眠る猿
第4章 ???
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再突入

ダンジョンから戻ってから、ダンジョン内での戦闘を思い出す。

スキルレベルが足りない。

攻撃手段が足りない。

身を守る手段が足りない。

そして、覚悟が足りない。


己を鍛えるために、1つの冒険をする。

1人でダンジョンに潜るのだ。

武器は収納袋に入れてある。

身の安全も考えてある。


魔導具「身代わり人形」

品質:国宝級

1度だけ受けた致命傷を肩代わりしてくれる。同時に2つ以上持った場合は効果を打ち消し合う。使い捨て。


魔導具「転位陣」

品質:名物級

セットした出口に転位する事ができる。使い捨て。


魔導具「治癒の祈り」

品質:最上級品

装備すれば細かな傷等の治癒のを促進してくれる。

ただし、失われた血は戻らない。稼働には魔力石が必要。


身を守るために3つの魔導具を使う。

「治癒の祈り」で怪我に対処して、「身代わり人形」で即死を防ぐ。そして「転位陣」で逃げてくる。


皆には反対された。

「大将に兵と同じ戦い方は必要ない。」

「他に学ぶべき事はある。」

と色々言われたけど、

「今、陶晴賢に襲われたら斬られる。」

と言う説明で、ある条件付きで承諾させた。

1つが金銭魔法でいくつかスキルを習得してから。

もう1つが30階で引き揚げることだ。

ランデルが先に行かないように、30階で皆がキャンプをして待つという念のいれようだ。


取るスキルはまず「薬学」。

これがあれば薬草を効果的に使える。薬草は傷口に貼って血止めや傷の回復促進しかできない。それの効果が上がれば助かる。さらに毒消しなどの効果を持った薬草もわかるようになる。


そして「調合」。

専用の道具を使って薬草からポーションを作るスキルだ。ポーションは傷を無くしたり、失った体力を取り戻せる。無くした腕とかは戻らないが。

ハイポーションなら可能という噂もある。


そして各種魔法。魔法にも色々な種類がある事は調べた。魔法を教える学校はなく、各国や家で習得方法や技術を秘匿しているため、かなりの種類の魔法がある。


金銭魔法を使う。

習得できなかったスキルもあるが、色々と習得に成功した。

「薬学」「調合」「火魔法」「水魔法」「風魔法」「土魔法」「氷魔法」「光魔法」「闇魔法」「生存本能」「身体強化魔法」「直感」。

ここまでは簡単に取れた。スキルレベルは1だけど。

何回か失敗してお金を無駄にしながら習得したのは「治癒魔法」「護符魔法」「幻影魔法」だ。


「治癒魔法」はその名の通り、治癒に特化した魔法だ。失われた部位の再生すら可能となるらしい。

ただし、使い手は非常に少ない。


「護符魔法」は護符を事前に作る必要がある魔法だ。魔から護る護符に力を使えば、魔物を近づけさせず、火から護る護符に力を使えば、火から身を護る事ができる。事前準備と瞬時にどの護符を使うかの判断が大事な魔法だ。


そして「幻影魔法」。対象に幻を見せる魔法だ。

目眩ましになるし、強力な幻は時として真実になる。幻に斬られたはずが、実際に斬られた傷が出来たりもする。ただし、そこまで出来る使い手は伝説の彼方だ。


いくつも失敗して手に入れたスキルだ。

使った金額?白金貨50枚(約50億円)くらいかな。

「自己再生」とか「時間魔法」、欲しかったなぁ。

でも、目の前で次々と金貨が消えていくのは精神的にきつかった。

だって俺、たしか初任給15万円だったんだよ?

銀貨15枚分だよ?

そして、今までの苦労は何だったんだろう。


気付いたら夕陽を眺めて涙してました。


さ、さぁ、準備は整った。

ダンジョンに突撃だ。

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