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地獄天使  作者: kurogane
9/11

サイレントワルツ

「鬼ごっこは終わりか?」



ディオはカオリに問いかけた。



「えぇ。逃してくれなそうにないから。それに」




気づくとカオリはディオの背後にいた。



「あなたの能力もだいたいわかったから」



するとカオリは魔力で大きな鎌を具現化した。

カオリは背後から鎌で首を狩りに行った。

喉元に近づく鎌に紙一重で天天ハンマーMS(ミドルサイズ)を具現化し受け止めた。



「こいついつの間に」



ディオが驚いている間もなく、カオリはディオの背中を右脚で押し鎌がジリジリとディオの喉元に近づいた。




「このまま死んでくれる?」



「はは...お断りだね」



カオリはそれを聞くとさらにディオの背中を右脚で押した。

鎌をかける力が強くなるのを感じると、ディオは天天ハンマーMSを手放した。一瞬力んだ隙にディオはその場から離脱した。

体制を立て直し、カオリのいる方向を向くとカオリはいなかった。




「逃がさないわよ」




カオリはすでにディオの背後にいた。再び鎌でディオの喉元を狩り立てた。

ディオはとっさに天天ハンマーと自分の位置を入れ替えた。

カオリの攻撃が空振りするとカオリの姿が消えた。



無音脚(サイレントワルツ)

一度触れた相手が視界に入るとその背後に移動できる能力




カオリはサナエを助けに行く時に、ディオにさりげなく触れていた。



カオリはすでにディオの背後にいた。

その間に天天ハンマーは消え具現化できる状態になっていた。

カオリは再び鎌を狩り立てると、最初と同じ状態になった。



「往生際が悪いわね。いい加減死んで」



「お前も天使舐めんなよ」




すると受け止めている天天ハンマーMSの先から、1匹のヒヨコが現れた。そのヒヨコは天天ハンマーMSの先でみるみる内に大きくなっていった。



「早く逃げないと痛い目見るぜ」




「その前にあなたの首を落としてあげる」



カオリは両脚をディオの背中にかけると全体重をかけた。

ディオがさらに仰け反ると大きくなったヒヨコがカオリに落ちた。




天天隕石(ピヨピヨメテオ)

軽さを奪う量は天天(ピヨピヨ)流星群を上回る。

だが当てるのが難しい。

天天ハンマーMSの軽さを奪っていられる時間はトータル3分

初手から天天ハンマーMSの効力を受ければ受けるほど上乗せされていく



カオリに被弾するとカオリは軽さを大きく奪われ動けなくなった

ディオはカオリのいる方向を向いている間に、カオリは体を起こした。

するとカオリは窓から人影を見た。



「観念したか?」



「ふふ。まだよ」



するとカオリの姿が消えた。

ディオはそれを見てとっさにバッティングセンターを出た。

バッティングセンターの前の通りに1人の男が立っていた。



「よう」



気さくに話しかけてくる男の背後にはカオリがいた。




「なんだお前?」




「俺の名前はジン。あんたの話は聞いてるぜ。ディオさん」



スーツをきたその男はディオと対峙した。

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