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プロローグ
この小説は精神的ダメージに免疫がない方は注意してください。
例えばの話しをしよう。
空には神や天使たちの住む世界があり、我々人間のような暮らしをしてたとする。
その世界の最高位に立つ神がある天使と一夜を共にした。
あるとき、神の妻がその事実を耳にする。
嫉妬と憎悪にかられ、夫と一夜を共にした天使から羽と光輪を奪い、さらには誕生してから今までの記憶を取り上げた。
しかし、それだけでは収まらず、天使を下界へと追放した。
下界へ落とされた天使は、それは醜い姿になり、地上で暮らす人間からはNOBODYつまり存在しない者と呼ばれた。
これは、NOBODYが記憶を取り戻し、天界へ戻るまでを描いた例えばの話し。