作品概要
【世界観】
現代風ファンタジー
【設定】
◆ 宝具 ― Relic Fantasma
かつての魔導師たちによって造られたとされる、願いを叶える魔導具。
魔術師たちの管理下にあり、儀式の為に争いの種となる。
使用後、宝具は石化し機能を失う。
特定の儀式を行うことで再び目覚め、触媒となった九つの武器形態へと姿を変える。
石化状態の宝具に血を垂らした者が**所有者(守人)**として認識される。
所有者が他の所有者に敗北した場合、その宝具は勝者の宝具に吸収される。
九つすべてを吸収した者のみが、“真なる願い”を叶える資格を得る。
宝具の所有権を持つものに力を与える。
◆ 守人 ― Guardian
石化した宝具に血を垂らし、所有権を得た人間の呼称。
守人は宝具と精神的に結びつき、宝具の加護を受ける。
また、従者に宝具の力を一時的に貸与することができる。
◆ 従者 ― Servant
守人の許可を得て宝具の力を借りる者。
隷属の契約が行われるため、守人の命令には逆らえない。
◆ 宝具戦争
各地の魔術師たちが、宝具の力を奪い合うために行われる非公式の戦争。
表向きには存在しない“秘密の儀式”として扱われ、政府・教会・軍までもが暗黙に関与している。
第四次戦争は、西央国の都市を舞台に勃発する。
◆ 物語の舞台
西央国の北西部に位置する魔術都市パース。
ヨーロッパ風の街並みが並ぶ。
【登場人物】
◆ 第一陣営/宝具:短刀「無銘」
切断の概念を司る、短刀。あらゆるものを断ち切る力を持つ。
守人:ユキヒト・サエジマ(男・32→外見12)
本作の主人公。東の国の魔術師。
戦争前に行った儀式によって少年の姿へと退行し、記憶の多くを失う。
本来は冷徹な戦略家だったが、今は争いを好まない気弱な性格となっている。
従者:シズカ(女・27)
忍装束を纏う東国の女。儀式の間、主を守ることを誓った忠実な影。
ユキヒトの儀式が完成するまで主人を守護するべく、共に宝具戦争へ参加する。
宝具の所有権を持つ。
◆第二陣営/宝具:聖剣「レーヴァテイン」
光の祝福を受けた剣。魔を祓い、宝具の呪いさえ浄化する力を持つ。
守人:スカーレット(女・赤髪・28)
西央王国の騎士。正義と名誉を重んじるが、信念の強さが彼女を孤立させる。
第三次宝具戦争で父を失い、父の願いを継ぐため聖剣を手に取った。
宝具の所有権を持つ。
従者:セバス(男・老齢)
スカーレットに使える老執事。徒手空拳を扱う。
第三次宝具戦争に参加していた。
◆第三陣営/宝具:戦槍「グングニル」
狙った心臓を必ず貫く“執念の槍”。一度放てば止まらない。
守人:マリナ・ネクロ(女・17)
死霊術者。ライネルを蘇生し、宝具戦争へと派遣させる。
従者:ライネル・ヴォルグ(男・30)
かつての北方連邦の英雄。栄光と血の呪縛に囚われた“死兵”。
従者は伴わず、依頼されたため単身で宝具戦争に参加する。
宝具の所有権を持つ。
◆第四陣営/宝具:鎖「カディナ・サルタ」
罪を縛る鎖。対象の“罪の深さ”に応じて拘束の数と強度が変化する。
守人:アミナ・サルハーン(女・26)
南方砂漠の巫女。宝具の封印を守る一族の末裔。
祖国を滅ぼした侵略者への復讐のため、鎖の力を解き放つ。
従者:ナジム(男・30)
砂漠の傭兵。かつてアミナの村を襲った軍の兵士だったが、贖罪のために仕える。
◆第五陣営/宝具:鏡「ルミナ・スペクルム」
映した者の“もう一つの真実”を具現化する鏡。使用者の心の乱れが現実を歪める。
守人:リース・フロステル(女・22)
北東の雪原の魔導士。内向的で繊細な性格。
鏡の中に映る“もう一人の自分”に怯えながらも、真実を求め続ける。
従者:オスカー(男・28)
元傭兵。リースに拾われて以来、彼女の“影”として行動。
彼自身も、かつて殺めた仲間の幻影に苦しむ。
◆第六陣営/宝具:弓「セラフィ・アルク」
祈りによって放たれる聖弓。矢は“罪ある心”を追跡し、必ず裁きを下す。
守人:エリアス・ノルン(男・35)
東央の修道院所属の修道士。神の名の下に人を裁く聖職者。
正義を信じるがゆえに、いつしか神を試す存在へと変貌していく。
従者:リリア・ヴェール(女・19)
孤児院出身。祈りと共に矢を放つ少女。
純粋な信仰ゆえに、エリアスの狂信を止められない。
◆第七陣営/宝具:鎌「モルティア」
死者の魂を刈り取り、力に変える“死鎌”。使いすぎれば使用者の魂も削がれる。
守人:カイ・ロウ(男・29)
海の国出身の元海賊。死者の声を聞く“異能”を持つ。
妹の魂を鎌に封じ、失われた家族を取り戻そうとしている。
従者:ノエル(女・24)
カイの妹の魂が鎌を媒介に現界した姿。
主に忠実だが、その存在は次第に不安定になっていく。
◆第八陣営/宝具:盾「エイギス」
絶対防御の盾。あらゆる攻撃を防ぐ代わりに、守人の命を削る呪いを持つ。
守人:ヴァルター・グリード(男・41)
元王国騎士。守れなかった仲間たちの幻に苛まれる男。
「すべてを守る」という願いを胸に、己の命を代償に盾を掲げる。
従者:エミリア(女・15)
孤児の少女。盾に宿る声に導かれてヴァルターのもとへ。
彼の「守る」という願いが、次第に彼女の命を蝕んでいく。
◆第九陣営/宝具:銃「ネメシス」
撃った者の“罪の記憶”を暴く銃。真実に耐えられない者は心を壊す。
守人:レイ・クロフォード(男・33)
西の暗黒街出身の元刑事。
罪と罰の境界を見失い、次第に自らが“裁きの神”を自称するようになる。
従者:ジュード(男・17)
街の孤児。レイに拾われ、兄のように慕う。
だがレイの狂気が進むにつれ、彼は“銃口の先の標的”になっていく。




