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凡人の俺が成功して、異世界へ行く切符を取るまでの物語

俺の名前は高杉たかすぎ ただし。高校2年生。

学校もつまらない。ゲームもなんか勝てなくてつまらない。来年は大学受験となると鬱になる。アニメやYoutubeで現実逃避の日々。


親は学校行けだの、勉強しろだの言われるが、そんなものがいったいなんになる?つまらねーことやるより、楽しい事するのがいいに決まってる。


一応今日も行きたくない学校へ通って、部屋でくつろいでいる。最近は楽しい事もなんなのか分からないでいる。何か面白いこと起きねーかな。



なんて考えてたらスマホが揺れだした。


ブーブーブーブー


どうやらメールが届いたらしい。

差出人は「異世界の勇者」とある。うさんくせー。

でも中身も気になる。なになに?




はじめまして。


俺は異世界を旅している勇者だ。名前は色々名乗ってきたが、この世界では騎士ナイトと名乗っておこう。


色んな異世界を旅するのに、仲間がそろそろ必要のようなんだ。君も一緒に異世界へ行って旅をしてくれないか?

もし、興味があるなら下にある召喚ボタンをタップしてほしい



勇者を召喚




うさんくせーと思いながら、淡い期待をこめてこのボタンをタップした。


すると、スマホが光だした。眩しくて目をつむって、光が無くなる頃に目を開けた。目の前にはスーツ姿の大学生らしき男が急に現れた。


「だっだっ誰だー!?」

「俺は、勇者のナイトだ。まだこの世界の事知らなくて、服とか適当なんだけど、不味かった?」


「ゆ、ゆ、勇者?本物の勇者?」

「高杉さんだね?異世界に興味を持ってくれて嬉しいよ」

「え?なんで俺の名前知ってるの?」

「チート能力のひとつ 『情報収集ライブラリー』を使って、この世界や個人情報、様々な情報を調べたからね。この世界は魔王がいない事も、もう調べてある」


「あ、あ、あのメールが本物?本当に勇者?異世界にも連れてってくれるの?」


「そうだ。ただし、条件がある。この現実世界で、成功者になる事。それが出来たら連れていこう」

「成功者?人生の勝ち組になれってこと?無理無理無理!!」

「頑張り次第で、ほとんどの人は成功者になれる。色んな人、悪魔、女神、エルフ、魔女、ドラゴン、など色んなの見てきたけど、この世界で成功者になる難易度は10段階で3くらい。簡単な方だよ」


「そんなに簡単?それは俺より才能のある勇者さんだからできることじゃないの?」


「そうでもない。成功のやり方には、ある程度やり方があるんだ。君は成功したくないの?」


「もちろんしたいよ。でも、そんな都合のいい話なんかない、詐欺がほとんどのはずだ」


「じゃあ、異世界行くの諦める?大丈夫、お金は取らないから。何も失うものはないから安心しなよ」


「わかった。異世界行ってみたい。現実だって変えていきたい。どうしたらいいか教えてくれ」


「交渉成立。よし、これからは君の3つ上の兄って事でよろしく。両親には、記憶操作で兄がいるって思わせておくから」


あ、兄? 俺の兄が勇者?記憶操作もできるの?この勇者 いったい何者なんだ?


「部屋は正と同じ部屋で良いか。押し入れで寝るからまた明日話そう」


「兄ってどういうことだ? 勝手に住むなんてどういうことだ?」

「異世界に来たばかりで疲れてるから明日話すよ。おやすみーzz」


こうして、異世界から来た勇者は俺の兄になった。

成功者とは程遠い俺に果たして成功者なんてものになれるんだろうか?


どうでも良いが、スーツで寝ている勇者はまだ、現代をまだ良く知らない模様。服もそのうち買わないとな。

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