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未来へ2 補足 組織論 資本管理

作者: towa

組織論


組織をWIKIで検索して見ると、4つの分類が有った。 生物の体の一部をなすもの、岩石を構成する鉱物の大きさや集合状態のこと、織物のたて糸とよこ糸の組み合わせ、団体や集団の秩序だった体系の一部をなすもの。 このエッセイでは最後の社会科学による組織の事を語りたい。


人間が作ってきた組織は様々あるが、私が一番素晴らしいと思う物が株式会社だ。複数の資本が集まり利益を上げる為に活動する、それは雇用を生み社会に貢献する事で利益を上げ資本へ還元する。会社は様々な要因で変化に対応出来なかったり社会に必要とされなくなれば倒産して消滅する、なんと明快で完成された仕組みである事か。 老化や腐敗によって目的を見失った場合周囲の力では無く自らで滅んでいく様、それは森の中で木が育ち大木となりやがて朽ち果て周囲の栄養となるような自然の摂理に沿っている。


当たり前の事だが組織も人間の様に不良になったり老化する、しかしこの事を意外と理解している人は少ないように感じる。 特に国家がおかしくなってしまった場合、不幸を撒き散らす。 歴史上平和に国家を終われたことはほとんど無い、多くの血が流された。 その少ない一例が日本の明治維新だ、まったくの無血とはいかなかったが徳川慶喜さんの英断は誇るべき日本の歴史だ。


先日書いた社会制度道具論の中で、劇的な社会制度の変更機会を一定期間毎に設けてはどうかという考えはこの組織は必ず腐敗し老化すると言う考えに根ざしている。 自らの身を焼いて生まれ直す不死鳥のように。





資本管理


現代から中世を振り返った場合、力が支配した野蛮な時代と言える。 では未来から現代を振り返った場合、資本が支配した野蛮な時代と言われるだろう。 ここ2,300年を見ると資本の奪い合いが戦争を誘発している。 すこし前は権力が資本を得る為に戦争をしていたが、資本の偏在が進み逆に権力が資本に振り回されている。 資本の暴走がバブルで日本を苦しめ、為替操作で発展途上国を食い物にし、時限爆弾的詐欺サブプライムローン金融商品を生み出し、グローバル企業らがタックスヘイブンで税金を逃れ社会の寄生虫となっている。かといって資本を否定した共産主義が何をもたらしたかはいわずもがなだ。


つまりは資本をいかに社会が管理出来るか、世界の数%と言われるまでに偏在してしまった資本を再分配出来るかなのだ。アメリカは巨大企業を発展の為に解体するが、巨大化した資本も同じように解体すべきなのだが、こいつは国家が分かれている現状ではなかなか捕らえる事が難しい。


しかし実はこれはそう遠くない未来に実現されると考える、資本は情報化(デジタル通貨等)され国家による追跡が容易になる。 ビッグデータによるAIによって資本の動きは監視される、すべての資本が情報化されないだろうが、そうした物はアングラ化し大きな力をふるえなくなるだろう。


こうした予測をした上で今回のアメリカ大統領選挙を見ていくと別の面が見えてくる。 近い将来社会に管理されそうな巨大資本が先手を打って地球最大の国家アメリカを管理しようとしているのではないかと又、中国は正しくそこを目指しているのだと。


情報化が進めば便利で効率的になる反面、神を生んでしまう危険も有りそうだ。


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