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自由を愛する勇者ちゃん  作者: 夜月 紅葉
1、王都にて
7/25

6、創作してみよう

 初訓練から1ヶ月が過ぎた。

自由時間の午後にやっていた森での自主練が効果的だったのか、はたまた異世界転移者特典なのかはわからないが、レベルが60を超えた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


水野 冬香(16) Lv.62

人間族・異世界人

職業:魔剣姫

称号:異世界よりきたりし者

女神マリアールに祝福されし者

   #/_?"の勇者

HP:280000/280000

MP:650000/650000

STR:9800

VIT:9800

AGI:24000


固有スキル〉大図書館Ⅱ・魔法創造Ⅲ・剣姫Ⅱ

スキル〉鑑定S級・隠蔽偽装S級・剣術S級・全属性魔法S級・魔力操作S級・錬金術C級・気配察知A級・魔法耐性A級・物理耐性A級・大鎌術B級・投擲B級・気配遮断B級

特殊スキル〉マリアールの祝福


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 …いや、成長早過ぎでしょ!


 改めてスレータスを確認してみて本当にびっくりした。しかも称号が文字化けしてるところがある…


他の人はまだレベル30位なんだよね…


 しかし、ステータスを見ていた時にある問題があることに気づいた。


   錬金術スキルだけが成長していない!

  

決して何もやっていなかった訳ではない。

1日1個は何かしら作っていた。


しかし、上がらなかった。


そして、考えた。何をすればスキルレベルが上がるのだろうか、と。


 しかし考えても分からないので、拠点としてる森の奥深くに工房付きの家を建てた。

小屋ではない。家だ。

2階建て1LDK、広々とした浴室と寝泊りできる個室3個に倉庫部屋を食材用と素材・作った物用の2つ。おまけに訓練用の室内ジムまで作ってしまった。


 流石に1人では造れないので、拓人と優に手伝って貰った。

3人がかりで造って2ヶ月かかった。

資材を運ぶ時に優がゴーレムを出してきたときは感動した。

流石魔導師。


 こうして造った家に、私は休みの日に来ては工房で武器やら魔道具やら色々作った。

今までは工房とか使えなかったから武器とか作れなかったんだよね…精々魔法陣込の小物作ってたのに鍛治スキルが上がらなかった理由がやっとはっきりした。

 鍛治スキルっていうんだから鉄とか打たなきゃ駄目に決まっている。


 …という考えに至るのが遅かった。


 ……はぁ。


  私はできたばかりの工房でひたすら武器を作った。剣、刀、大鎌、鎖、ナイフなどなど…

気がついたらこれいつ使うの?というやつまで作ってた。


 ちなみに私は刀しか使う予定はない。


…。


 あとは防具などの装備も作ってみた。

冒険者として活動するためには必要不可欠。


 動きやすさと耐久性を重視した濃い緑色(ほぼ黒色)の軍服のような服や、黒に金の装飾を施したローブ、黒の薄手の手袋。これは手を汚さないようにするためと、魔力痕跡が残らないようにするためだ。まだ魔力を制御し切れていないし、刀などの武器を使う時に手が傷ついたらバレてしまう可能性がある。万が一ということもあるから手袋は大事。あと、時空魔法を付与したバッグ。内容量は驚異の20トン。勿論重さを感じない仕様になっている。


あとは……1番大事な仮面を忘れていた。


 スキルで顔を変えることはできないから、顔バレ防止のために、どうしても必要になる。

できれば耐久性が高く、かつ軽く、デザイン性のある仮面がいい。

お祭りでよく売っている狐のお面風のやつ、奇術師のような仮面、ピエロのような仮面などなど…

とにかく色々な仮面を作った。

 

 ちなみに仮面の素材は魔鉱石という物凄く頑丈で、魔法付与ができる鉱石と、白くて軽い鉱石を錬金術スキルで混ぜ合わせたものを使った。


うん、使いやすい。視界も良好。


 冒険者として自由を謳歌する計画が着々と進んでいるのを感じながら王宮の方に走って戻った。


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