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スターダスト オブ ジ アース~Volume 7 magicians~  作者: 抹茶スクロース
第3章 素の魔法使いと玄の魔法使い
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敵陣襲撃へ

で、むっちゃ寒い外にやって来ました。事情を鷲爪、琥珀に説明して案を頂こう。


「夏のつとめて、白き稲妻に追うは激しき轟く雨、2つの嵐が行かんとして全ての光を奪い尽くせ、などは如何か?」

「流石だっ、ナイス鷲爪!」


一発で終わった。鷲爪は神だね、マジで。


「よし、そうとなれば早速やるぞ!」

「ちーちゃん、私のも見て!」


えっ、ええ!?何を言ってんだ、ジョニー!使い魔が出来る魔法は限られて……。琥珀の足元には、まっ魔方陣デカっ!極大魔法をやるつもり!?魔方陣が琥珀色に輝く。


「奏でる音色が世界を創らんとするならば、もとの世界を震え怯えさせ給え!」


※凄すぎた魔法なので、イメージでお願いします。


「……………」

「どう!?凄いでしょ!」


はい、凄すぎた。地面が裂けている。何をして、此処まで絶大な力を発揮させたんだ、この使い魔は!!にこにこしてますけど!!


「琥珀、何をしてこんな魔法を……?」

「えっ、普通に今、出来たよ?」


ヤバイ、負ける。少しでもいいから、まずはこの極大魔法の命令式を見つけ出す!私は、新たな魔法道具を出す。白音さんから借りた、帝国の調べ第2弾の魔法解体鋏!とは言いつつも、見た目はノートとペン。だが、魔法の痕跡にペンを近付けると、勝手にノートに命令式が全部出るのだ。私は早速大陸の裂け目的なところにペンをやった。


「……………は?」


何だかな、これは。まず、命令式の数よ、数。500って、蜂鳥レベルだよ。で、


「『αMищ9:Ω∩→8γП//gφ∞た@≧PU』って何?命令式長すぎだよっ!」

「共鳴の命令式だ。確かに、その命令式は難儀なものだ」


よく作ったな、こんな命令式。組めんわ、こんな命令式は。もう、鷲爪に頭が上がらないよ。イケメンに感無量です。


「おっ、おまっ…天才魔法使いか…?」

「我はただ忠実なる暁殿の使い魔だ。他には何も在しない」


何処がじゃーーーー!!!!私にもその魔法教えろや!


「私にも魔法教えてよ!」

「雷属性には癖がある。八重樫殿ではまだ可能な極大魔法も限られる」

「えっ、それって琥珀ならいけるって…?」

「属性の都合でな」


何で、柚葉姉は雷だったんかなあー…!私ももっと簡単で強い魔法が良かった。


「ただ、」

「何よ、どうせ宥めても無駄だっ!」

「雷属性は様々な属性に転換出来るのを存ずるか?」

「ごめん、知ってた」


1度、柚葉姉に聞きました。わしわし苦笑なう。もう掛ける言葉も無いんでしょ、知ってるもん!


「ちーちゃん、私は雷が良かったよ」

「琥珀……」

「だって、鷲爪さんから聞いたけど、雷が1番扱いづらいって。でも、ちーちゃんとてもこなしていて格好良いもん!」


こっ、琥珀さんっ!ありがとうの気持ちを込めて、謎の握手。


「朱の魔法使い、出陣です」


白音さんが小走りで、私達に近付いてくる。その姿に、緊急事態っぽい感じがする。


「何かあったの?」

「魔法使い狩りを止めねばなりません」


魔法使い狩りっすか。何か昔聞いたことある気がする。でも、馬鹿な私には既に、その情報はアンインストールされていた。


「魔法使い狩りっすか」

「犠牲者が増える一方です。既に、山吹の魔法使いが瀕死状態、翠の魔法使いとも連絡付かずです」


また、このコンビが犠牲者になっとる…。って場合じゃない!それは、一刻も早く行かねば………。


「魔法もあれば問題ありません。早急にアテンダントへ出陣です」

「その出陣、待った」


後ろには、黒十がいつの間にかいた。ユーもその格好でよくも寒くないのね。


「あれ、夜々は?」

「ああ、自宅で昼寝だ。それよりも、探してるのは都熊だろ?」


白音さんは静かに頷く。すると、黒十はある鍵を白音さんへ投げた。最新型のカードキーですな。


「アテンダントのサーバの入口だ。お前らじゃ全ての解決は無理だろうから、都熊の頭を戻すなり何なりしてろ。そして俺様に感謝しろ」

「ありがたく嘲笑させていただきます」


白音さんはカードキーをポケットに仕舞う。言葉が矛盾してるぞ、白音さん。


「では、行きましょう」

「へい、大将!」

「我が矛は清めるべき汝、都熊 茅緒のもとへ定めん。時空よ、我らを汝へ運べ」


白音さんの足元には、蘇芳色の魔方陣が。私達は白音さん宅から、一瞬にして消えた。


「全く、彼奴等は世間知らずだな」

「大丈夫だって、向こうには仲間もいる」


隣には、つい最近千里が見かけた旅人の姿があった。今度は眼鏡を頭へ上げていた。


「どうせ、君らのもとへ都熊は帰ってくるさ」

「すまんな、今さらこんなことさせてよ」

「いやいや、7人には勝らないよ。裏は黙って作業するだけだからね」


そうかい、と黒十は小さく呟いた。旅人、否裏の魔法使いの代表は、上へ掛けていた眼鏡を目にやった。

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